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【BWA公開カンファレンス】
ウィルコム喜久川氏、次世代PHSの事業計画を語る
総務省は22日、2.5GHz帯の免許割当に向けて、申請中の4社が公開された場で議論する「広帯域移動無線アクセスシステムに関する公開カンファレンス」を開催した。
ウィルコムについては、代表取締役社長の喜久川 政樹氏から紹介された。
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次世代PHSでもW-SIM
ウィルコム喜久川氏
2.5GHz帯に申請した事業者中、WiMAXを採用しない唯一の事業者となるウィルコムだが、プレゼンテーションを行なった喜久川氏は「過去3~4年の取り組みの中に、次世代PHSへ繋がる要素がある」と語る。それは音声やデータ通信の定額サービスであり、通信機能をモジュール化したW-SIM、スマートアンテナ技術の導入などであり、中国など海外でも採用事例があるほか、国内でも医療機関や教育分野に進出してきた経緯を説明した。
将来にわたって社会のニーズを満たすためには、新たな周波数帯、新しい技術が必要であり、そのため次世代PHSによる2.5GHz帯免許を申請することになったという。またPHSの特徴として、定額を実現したマイクロセル、低電磁波、料金設定まで可能なMVNO促進などを紹介し、「次世代PHS導入でもW-SIMを視野に入れており、超高速ユビキタスを作っていきたい」と述べ、次世代PHSの製品例として、データカードやスマートフォン、防水電子ブックなどのコンセプトイメージを紹介した。
次世代PHSのプロダクトイメージ
次世代PHS向け技術の開発状況
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想定ARPUは4,000円以下
また、次世代PHSの事業計画も明らかにされた。それによれば、商用サービスは2009年10月に開始される予定で、それに先だって同年4月に試験サービスを開始する予定という。喜久川氏は「試験サービスのほうがより狭いエリアということ」と説明しており、サービス内容自体にはあまり差がないことを示唆した。人口カバー率は2011年度末で56.6%、2012年度末には90.6%を目標とし、加入者数は2015年度末時点で約390万加入を目指す。想定APRUは4,000円以下、設備投資は2015年度末までに約2,000億円(年間数百億円レベル)になるという。
現行PHSから徐々に移行させる考えで、バックボーンを2008年1月から順次光回線に切り替え、2009年4月からは次世代基地局を現行基地局と同じ場所に設置してエリア展開を開始。2012年4月からはデュアル次世代基地局に置き換えていくという。
喜久川氏は「たとえば256kbpsのPHSデータ通信ユーザーは月間0.5GB程度、512kbpsのユーザーで月間1GB程度の通信量になる。BWA(広域無線ブロードバンド)では固定網と同等の10GBクラスになるだろう。システム的にこの容量をさばけなければブロードバンドと呼べない。マイクロセルの次世代PHSは優位。マイクロセルを基本として、事業計画を推進するという意味で、本当にスピードが出るワイヤレスブロードバンドを提供できる」と自信を見せた。
事業計画概要
基地局展開のイメージ
現行PHSと次世代PHSのデュアル端末を想定
2.5GHz帯への強い意欲を示した
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URL
カンファレンス開催案内
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/071119_4.html
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