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「dew」（露、涙のしずく）と名付けられたこのコンセプトモックは、先端にあるビー玉サイズの球体部分にカメラや撮影データを送信する通信機能の搭載を想定したもの。使用者の日常を常に録画するためのものという。録画する以外にも、ブックマークのような機能が搭載され、これは使用者の驚きや笑いといった日常の中で発せられる感情的な声に反応して自動的に記録される。また、指でフレームの形を作れば、任意のタイミングで静止画を記録することもできる。録画されたデータはサーバーに送信され、自宅に戻ればビューワーを使って1日を振り返ることができる。
展示されたコンセプトモックでは、球体部分にカメラは搭載されていないものの、カメラの前で手を横方向に動かすことでビューワーのサムネイル表示をスクロールさせられるほか、感情認識技術により発せられた声の喜びの度合いを測定し静止画を撮影するといった認識技術のデモが行なわれている。 このコンセプトモック「dew」で同社が取り組んでいるのは、超小型化された製品に対するユーザーインターフェイスの在り方だ。ブースの担当者によれば、ボタンを搭載できないような小型化されたデバイスでは、動きの認識、あるいは音声認識による機能の操作が重要になると考えているという。これらの技術は5～10年後を想定して開発しているとのことだった。
■ ＵＲＬ NEC http://www.nec.co.jp/ ■ 関連記事 ・ 世界最大の情報通信技術の展示会 ・ NEC、試作機で試作の入力インターフェイスを紹介 （太田 亮三） 2007/03/20 11:14 | |||||||||
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