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【東京ゲームショウ2006】
ドコモブース、903i向けゲームなどを展示

NTTドコモのブース
 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、コンピュータゲームの展示会「東京ゲームショウ2006」を開催している。会場は幕張メッセで、会期は9月22日~24日(22日はビジネスデイ)。

 NTTドコモブースでは、コンテンツプロバイダーやゲームメーカーが小ブースを設置し、それぞれのゲームを展示するという形式を取っている。展示はすべて、実機を用いたプレイヤブルデモ形式。カウンターに設置されたデモ機を操作しながら、対面にいるスタッフに質問することもできる。

 目玉となっているのは、近々発表予定とされる、903iシリーズ向けのゲームだ。903iシリーズでは、iアプリの容量が飛躍的に向上し、ゲーム内容が家庭用ゲーム機並のボリュームとなっている。903iシリーズ自体は未発表だが、マスキングされたデモ用の端末を使って、来場者が実際に触れるプレイヤブルデモ展示が行なわれていた。家庭用ゲーム機からの移植や、有名アニメをモチーフとしたオリジナルゲームなどが展示され、ゲームファンからの注目を集めていた。

 また、903iシリーズ向けのゲーム以外にも、多数の未配信の新作がデモ展示されていた。さらにステージでは、アイドルグループのAKB48によるステージも開催され、ビジネスデイながら専門のゲームメーカーブースに負けない賑わいを見せていた。


バンダイネットワークスのブース
 もっとも賑わいを見せていたのは、バンダイネットワークスが903iシリーズ専用ゲームとして配信を予定する「機動戦士ガンダムSEED -鳴動の宇宙-」だ。同名の人気アニメをモチーフとした3Dシューティングゲームで、来場者の注目も高く、ビジネスデイでも複数台あるデモ機をプレイするには並ばなくてはいけないという状態だった。


カプコン(左)とソニー・コンピュータエンタテインメントのブース
 カプコンは903i用ゲームとして、ハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」や格闘ゲーム「ストリートファイターZERO」を展示している。いずれも家庭用ゲーム機からの移植だ。「モンスターハンター」は従来からも配信されているが、従来のものよりも903i専用アプリの方が、より動きが良くなっているという。ストリートファイターシリーズも、これまでケータイ向けに配信されたことがあるが、903i専用となった「ストリートファイターZERO」は、よりアニメーションが細かくてなめらかに動いて見えるようになっているという。


903i専用の「モンスターハンター」 「ストリートファイターZERO」

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは、903i/902i向けゲームとしては「サルゲッチュテニス」を展示。そのほかにも、903i以外でもプレイできるゲームとして「トロのお話アプリ ムネきゅんなのニャ」を展示している。プレイステーションの人気ゲーム「どこでもいっしょ」は、これまでも待受Flashなどの形でケータイ向けコンテンツが配信されているが、オリジナルの「どこでもいっしょ」と同じ、「トロ」に言葉を教えて楽しむゲームがiアプリになるのは、今回が初めてとなる。プレイヤーが直接言葉を教えるだけでなく、ネットワークで会話データも更新されるなど、ケータイアプリならではの要素もあるという。


「トロのお話アプリ ムネきゅんなのニャ」 話しかけるとトロが画面に大写しになる

 セガは、903i専用ゲームの「サクラ大戦」と「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」を展示している。「サクラ大戦」は音声や動画を使った、オリジナルに近い内容となっており、大容量化された903i向けアプリでも、各章ごとにアプリが分割されているという。「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」は同名のメガドライブ版をほぼ完全移植した内容で、こちらは903i以外でも、ステージごとに分割されたアプリでプレイできるようになるという。


「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」。グラフィックはほぼメガドライブ版と同等 「サクラ大戦」のムービーシーン。大容量ゲームならではの贅沢な内容

 このほかにもさまざまなコンテンツプロバイダーのゲームが展示されていた。それらの中から、未配信のものなどをピックアップして紹介する。


バンダイナムコのブース。NTTドコモ内では、バンダイネットワークスとは別に展示をしている バンダイナムコの903i専用ゲーム「鉄拳2」。3D格闘ゲーム。GPSアイコンが表示されているが、ゲームには使用されていないとのこと

ハドソンの「大貝獣MOBILE」。スーパーファミコンからの移植で、10月下旬配信予定 ハドソンの「桃太郎電鉄CHUBU」。中部地方を舞台とする。11月配信予定

ドワンゴ/チュンソフトの903i専用ゲーム「風来のシレンMEGA」。従来のバージョンよりボリュームアップしているという ドワンゴ/チュンソフトの「かまいたちの夜×3」。シリーズの完結編となる

スクウェア・エニックスのゲームはNTTドコモブース内では撮影禁止だったが、同社のブースでは取材できたので、別記事を参照されたい タイトーの「ケイータイデ EXIT(仮称)」。PSPからの移植となるパズルアクションゲーム

コナミのパワプロシリーズの「サクセス大学野球編」。パワプロワールド内で11月配信予定 コナミの「ウィニングイレブンクラブマネジメント(仮称)」。サッカーのクラブチームを運営するシミュレーションゲーム

ジー・モードの「テトリス☆ドコモダケ」。ドコモのキャラクターを使ってテトリス ジー・モードは今回、自社ブースを出展していないが、KDDIではLISMOのゲームを展示するなど各キャリア内で展示をしている

902iSシリーズなど、ケータイも少しだけ展示している AKB48のステージ


URL
  東京ゲームショウ
  http://tgs.cesa.or.jp/
  NTTドコモ
  http://www.nttdocomo.co.jp/

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(白根 雅彦)
2006/09/22 20:31

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