パソコンに格納された楽曲データの転送には本体同梱の「Nokia PC Suite」を使用する。ドラッグ&ドロップで操作できる。また、ダウンロード配信により音楽ファイルを取得することも可能。接続にはUSBケーブルのほか、無線LAN(IEEE 802.11b/g)、Bluetoothといった無線通信規格もサポートしている。また、BluetoothやMMSを使って、プレイリストを友人と共有する機能もウリのひとつになっている。
カメラはオートフォーカス対応で最大20倍のデジタルズーム機能を搭載。動画記録機能が大きなウリになっており、CIFサイズ(352×288)で、15fpsの動画を1時間以上記録可能。撮影画像および動画は端末上で編集可能なほか、同梱されるパソコンソフト、Adobe Photoshop Album StarterやAdobe Mobile Video Editorで管理、編集できるようになっている。
なお、今回発表されたシリーズはいずれもW-CDMA/GSM端末。本体はアルミニウムを使用した仕上げが施されており、現在日本で流通しているノキアの702NK(Nokia 6630)とはやや異なり、金属の質感を前面に押し出した感触だ。ボタンのクリック感もよく、ハードウェア自体の操作性はかなりよい。なお、Symbian OS Series 60をサポートし、対応ソフトウェアや、パソコンとのPIM情報の連携なども行なえる。