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【第3回ケータイ国際フォーラム】
小型端末でテレビが視聴できるモバイル放送
モバイル放送株式会社は、同社が開発しているモバイル放送をデモしていた。モバイル放送とは衛星を使ったテレビ・ラジオのマルチメディア放送サービス。パラボラアンテナのいらない小さな端末で放送を受信できるのが特徴。2.6GHz帯の放送波を用い、天候にも左右されにくいという。
モバイル放送の本サービス時に用いられる放送衛星は、ほんの数日前に打ち上げに成功したばかりで準備が整っていないため、今回の展示会ではほかの衛星を借用してのデモが行なわれていた。
モバイル放送では、ビルの陰や屋内などで放送の品質が低下するという。会場はビルの中にあったため、会場そばのビルの屋上に中継器となるギャップフィラーを設置してデモが行なわれたが、ギャップフィラーが見通せない場所での展示にもかかわらず、ほぼ問題ない品質で放送を受信できていた。商用サービス時には市街地などにギャップフィラーを設置していく予定。新幹線にもギャップフィラーが設置されるという。
なお、デモで使われている衛星よりも、実際のサービスで用いられる放送衛星の方が放送波の出力が強く、実際のサービス時にどのくらいビルの陰などで放送品質が低下するかはわかっていないという。サービスに用いられる衛星は打ち上げに成功しているが、受け渡しは4月13日を予定しているとのことで、試験サービスの実施やチャンネル構成、料金体系などの詳細が決定されるのはその後になるとのこと。
会場でのデモでは映像8チャンネル、音声18チャンネルで放送が行なわれていた。映像放送は380kbps、QVGA(320×240)のMPEG-4が用いられている。商用サービス開始時には東芝とシャープから対応端末が登場予定。デモで用いられていたのは東芝製の試験機で、実際の製品も同じようなスペックで登場するという。試験機では1つのバッテリで1時間40分程度の放送受信が可能とのこと。
商用サービスの開始は2004年7月頃の予定。端末の値段は「メーカーが決めるが、5万円以下にして欲しいとお願いしている」(ブース担当者)としていて、利用料は映像と音声の両チャンネルを合わせて2,300円程度が想定されている。また、テレビ単機能端末に限らず、PDAなどとの複合端末も想定されており、シャープからはザウルスに放送受信モジュールを追加して登場する可能性もあるという。ブース担当者によれば「うまくいけば2005年秋にはケータイに搭載できる」とのこと。
試験機の大きさはケータイの倍ほど。重さは200g程度だという
参考出展されていた車載機。本体をクレイドルに挿入することで車載テレビに表示させる
さまざまなコンセプトモデルも展示
会場近くのビルに設置されたギャップフィラー
デモで流されていた番組。実際のサービス時のものとは異なる
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URL
第3回ケータイ国際フォーラム
http://www.itbazaar-kyoto.com/forum/
モバイル放送
http://www.mbco.co.jp/
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モバイル放送、衛星デジタル放送専用の小型受信端末を開発
(白根 雅彦)
2004/03/18 14:07
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