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モバイル放送、衛星デジタル放送専用の小型受信端末を開発
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試作機本体
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モバイル放送は、2004年春開始予定の移動体向け衛星デジタル放送受信用端末の試作機を開発した。
今回の試作された受信機は、東芝製で3.5インチ(320×240ドット)の液晶ディスプレイを搭載している。大きさは75×112×22mm(縦×奥行×高)、重さは約200g(バッテリー、アンテナ内蔵)。試作機では、2.6GHz帯(Sバンド)の電波を利用したデジタル放送が受信できる。リチウムイオンバッテリーも内蔵しており、単体で1時間ほど連続稼動ができるという。ただし、ビデオ端子やUSB端子などは装備されおらず、衛星デジタル放送の受信専用の端末となっている。
モバイル放送によると、「製品化に向けてバッテリーの連続稼働時間を延ばす必要はあるが、画質などの性能については製品版とほとんど変わらない。製品版の価格は50,000円前後を予定している」という。また、同社ではカーナビのディスプレイを利用する車載型受信端末などの開発も進めており、こちらは「40,000円台で販売したい」としている。
2004年春に開始が予定されている移動体向け衛星放送は、2.6GHz帯の電波を利用する。同社では「全国を衛星で放送できるように準備している。ビルやトンネルなどの電波の届きにくい場所には順次“ギャップフィラー”という再送設備(リピーター)を設置している」とし、すでに20チャンネルのデモ番組を24時間受信できる地域もあるという。
■ URL
ニュースリリース
http://www.mbco.co.jp/press/press_030521.html
モバイル放送
http://www.mbco.co.jp/
(鷹木 創)
2003/05/21 19:09
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