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参考出品された「Vodafone Global Standardデータカード（仮称）」は、W-CDMA方式のCF型データ通信カード。同社が「Vodafone Global Standardカード」と呼んでいるUSIMカードを端末に挿入して利用する。パケット通信時に下り最大384kbps、上り最大64kbpsのデータ通信が可能で、64kbpsの回線交換方式でも利用できる。なお、音声通話機能はサポートしない。 スタッフによれば、今回の発表はあくまで参考出品とのことで、発売時期は製品の詳細についてはコメントできないという。価格に関しては、「他キャリアが発売中のデータ通信端末とそれほど変わらない」とした。
V801SAでは、ボディがスライドする機構が採用されている。端末をスライドさせるとボタン部分が現われ、背面のカメラも露出する。ディスプレイ上部と背面に31万画素のCCDカメラを2つ装備している。なお、キー入力を必要とするコンテンツ以外はスライドさせなくても利用可能となっている。SDカードもサポートしている。 ブース内では、V801SAで「TVコール」と呼ばれる同社のテレビ電話機能を利用できる。相手の電話番号からワンボタンでテレビ電話機能を利用可能で、通話中にディスプレイ上部の自分撮り用カメラと背面カメラを切り替えられる。ハンズフリー通話が可能だが、イベント会場では外の音が大きいため、残念ながら相手の声は聞こえなかった。スタッフによれば、混雑した場所などではイヤホンマイクを利用する方がいいという。 V801SAの発売時期について、J-フォンでは10月上旬以降としている。ボーダフォンライブ！（現J-スカイ）サービス提供時に投入される端末としてすでにアナウンスされているが、もう少し時間がかかるようだ。GSM圏でのパケット通信など、クリアしなければならない問題があるという。担当者によれば、「できるだけ早くユーザーに届けたい」という。なお、価格については従来モデルのハイエンドクラス相当になるようだ。 このほか、既存モデルを利用したコンテンツの紹介や、ボーダフォングループの海外端末の紹介なども行なわれた。
■ ＵＲＬ WPC EXPO 2003 http://arena.nikkeibp.co.jp/expo/2003/ J-フォン http://www.j-phone.com/ ■ 関連記事 ・ J-フォン、社名も「ボーダフォン」に ・ J-フォン、写メールにも対応したVGSのネット接続サービス （津田 啓夢） 2003/09/17 21:30 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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