auブースでは、先日発表された新端末を中心に、BREWアプリやGPSMAP、音声認識技術などのデモンストレーションやコンセプトモデルの展示が行なわれていた。
■ メガピクセル端末「A5401CA」の実機には人だかりが
発表された5機種の新端末全ての実機が展示されており、中でも発売が一番早いとされるカシオ計算機製端末「A5401CA」の実機には、124万画素のCCDカメラを体験しようと多くのユーザーが集まっていた。会場スタッフによるデモンストレーションでも「A5401CA」の特徴に触れたものが多く、同社のメガピクセル端末に対する意気込みが感じられた。
会場スタッフによると、その他の端末では、ソニーエリクソン製「A5402S」や、先日発売されたばかりの京セラ製“リボルバー”「A5305K」なども人気があるという。
同社では、「発表こそ遅くなったが、発売については他のキャリアよりも早くなる可能性がある。3G携帯電話では、100万画素オーバーの端末はauが一番最初になる」としている。
|
|
|
「A5401CA」でフォトメールを送信してみた。クリックで補正なしの画像に
|
■ BREWアプリやGPS、音声認識などのサービス
会場ではBREWアプリや展示されており、往年の名作シューティングゲーム「ゼビウス」のBREW版も体験できた。会場のスタッフによれば、「BREWアプリは、従来のJavaアプリに比べ起動速度や反応速度に優れている」とのことで、今後もBREWアプリを増やしていく方針だという。また、GPSケータイと連動したGPSサービス「GPSMAP」のBREW版などが展示されていた。
|
|
BREW版「ゼビウス」
|
GPSを利用したカーナビゲーションシステムも展示されていた
|
音声認識技術を利用した検索サービスのデモンストレーションも行なわれていた。すでにサービスは開始されており、「主に30~40代のユーザーに利用されている」という。今後は、「ボイスエージェント」という技術を利用し、口語入力が可能で曖昧な入力に対する聞き返し機能などを搭載したASP方式のサービスを提供する予定。
このほか、「着うた」や「着ムービー」といったコンテンツも、設置してある新端末の実機で体験できるようになっていた。
■ スタイリッシュなコンセプトモデル「talby」
|
マーク・ニューソン氏も来日し、発表に駆けつけた
|
デザイナーのマーク・ニューソン氏によるコンセプトモデル「talby」(タルビー)が展示されていた。
「talby」は、アルミニウム製ボディ薄型ストレート端末のコンセプトモデル。デザインのコンセプトは「シンプル、クリーン、モダン」だという。マーク・ニューソン氏によると「talbyはとてもスリムだから、ポケットに入れるのも首から下げるのにも最適」とのこと。「talby」という名称はSF映画「ダーク・スター」の登場人物に由来しているという。
auでは、「talbyの発売などについては未定」だとしながらも、「携帯電話のデザインについては今後もいろいろなアプローチをして行きたい」としている。
|
|
「talby」 ストラップホールは横に長く幅のあるストラップも付けることができる
|
背面からもチェック。上部にカメラ部分も見える
|
|
ブースにはオブジェも展示されていた
|
■ URL
ニュースリリース(ビジネスシヨウ出展について)
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2003/0519b/
ニュースリリース(talbyについて)
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2003/0519a/
au
http://www.au.kddi.com/
KDDI
http://www.kddi.com/
ビジネスシヨウ TOKYO 2003
http://bs.noma.or.jp/
■ 関連記事
・ au、新端末と新サービスでシェア拡大を目指す
・ au、新端末と新サービスでシェア拡大を目指す
・ au、液晶画面が180度回転するカメラ付きムービーケータイ「A5305K」
(鷹木 創)
2003/05/20 20:38
|