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特に人気だったのが、斬新なキー配列を採用した「SX1」。賑わいぶりは、この端末が見える位置にたどり着くまででも苦労するほど。動画・静止画が記録できる30万画素クラスのカメラを背面に備えたコンパクトタイプの端末で、数字キーがディスプレイの下部ではなく、両サイドにあるのが大きな特徴だ。 Symbian OSを搭載し、Java、Bluetoothに対応。ディスプレイも176×220ドット、65,536色表示とハイスペックだ。外部インターフェイスとしてMMCスロットを搭載。Outlookとの連携も可能だ。大きさは109×56×19mmで、重さは116g。連続通話時間は最大240分、連続待受時間は最大200時間。6月におよそ600ユーロ前後で出荷される見込み。
このほか携帯電話端末では、スライド式ボディを採用した「SL55」（5月出荷）やJavaによるゲーム機能に重点を置いた「M55」（6月出荷）のプロトタイプ版「L55」、エントリー向けに機能を絞り込んだ「A55」（3月出荷）などが展示された。
また、インターフェイスという観点で、未来の携帯電話を見据えたプロトタイプの展示も行なわれ、こちらも多くの観客の注目を集めた。 まずはバーチャルマウスと呼ばれるもので、携帯電話の背面のカメラを活かしたインターフェイスだ。カメラがリアルタイムで映し出しているポイントを直に指で指し示すだけで、携帯電話の画面内で、指し示した位置に相当するアイコンやメニューが選択できる仕組みだ。デモでは、飛び交う蚊にカメラの標準を合わせてボタンを押して倒していくゲームや、アイコンのクリック、メニューの選択などインターフェイスの操作などが行なわれた。
2つ目は、卵ほどの大きさのデバイスで文字入力を楽にする3Dタッチスクリーン。小さいボタンを指で押そうとすると、隣のボタンを押してしまったり、使い勝手が落ちるが、このインターフェイスでは、指を画面の上に置くと、現在選択された文字が大きく表示され、タッチすれば、その文字が入力できる。小ささを追求しつつ、使い勝手を落とさないための研究だろう。スタッフによれば、2年後くらいに実装できるかもしれないとの話だった。
最後は一般に電子ペーパーと呼ばれる紙状ディスプレイ。こちらは完全に模型だけの展示だったが、スタッフは、「実現されれば、紙状ディスプレイを内部に備えた巻物のようなスティック型の端末を是非出したい」と語っていた。
・ CeBIT 2003（英文・独文） http://www.cebit.de/ ・ シーメンス http://www.siemens.com/ ・ E-Plusブースはiモード一色 ・ E-Plus、iモードの新端末を発表 （伊藤 大地） 2003/03/14 13:20 | ||||||||||||||||||||||||||||
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