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ノキアは、11日に行なわれたプレスカンファレンスにおいて、音楽プレーヤー機能を搭載した「Nokia 3300」などGSM端末2機種を発表した。 FMラジオやMP3/AACプレーヤーとしても利用できるGSM端末「Nokia 3300」 「Nokia 3300」は若者をターゲットに、FMラジオやMP3/AACプレーヤー、ICレコーダーの機能を搭載したGSM端末。本体にスピーカーを搭載しており、ヘッドフォンなしでも音楽が楽しめる。MP3、AACの音楽ファイルは本体に装備されたMMCスロットを経由して行なう。また、USBポートも搭載しており、パソコンから本体に差し込んだカードに直接ファイルを書き込むこともできる。また着信メロディには、新たなプラットフォーム「True Tones」を採用。MIDIのような音楽データではなく、歌手の歌や川のせせらぎなど自然音も使用できるようになった。True Tonesは業界標準化団体3GPPが定めた「Adaptive Multi-Rate Wideband（AMR-WB）」に準拠しているという。 また、横長の本体形状を活かし、Javaでプログラミングされたゲームに対応しており、家庭用ゲーム機などのコントローラのような感覚で両手で握ってプレイできる。重量は125g。MP3/AACプレーヤーとして11時間、FMラジオとして9時間の使用が可能。連続通話時間は3時間、待受時間は270時間となっている。
オーソドックスなビジネスモデル「Nokia 6220」 「Nokia 6220」は、オーソドックスなボディ形状にモバイルカメラ、WAP2.0準拠のブラウザ、MMS、Javaなどの機能を盛り込んだビジネス向けモデル。GSMおよびEDGEの900/1800/1900MHzに対応する。同機種に関してはEDGEへの対応が最大の特徴で、下りで最高118.4kbpsのデータ通信が可能だ。EDGEはGPRS方式の延長線上にあるパケット通信技術で、GSM/GPRS方式の基地局を大幅に変更することなく導入可能。EDGEの普及は現在のところ、アメリカがヨーロッパを一歩リードしている状況だという。発表会中でも、ノキアはEDGEに対する大きな期待感を示しており、特にアジア、アメリカの環太平洋地域での普及に力を入れているようだ。 ディスプレイは128×128ドット、4,096色表示。ボイスや内蔵カメラで撮影した画像、テキストなど100KBまでのファイルをMMSで送信できる。重量は92g。連続通話時間は2～4時間、連続待受時間は8日間。2003年第3四半期に全世界に向けて出荷される見通し。
・ CeBIT(英文・独文) http://www.cebit.de/ ・ Nokia 3300 ニュースリリース（英文） http://press.nokia.com/PR/200303/894969_5.html ・ Nokia 6220 ニュースリリース（英文） http://press.nokia.com/PR/200303/894904_5.html ・ Nokia 3650 ニュースリリース（英文） http://press.nokia.com/PR/200303/894925_5.html （伊藤 大地） 2003/03/12 13:03 | |||||||
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