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“AQUOS史上最高のカメラ”を搭載、デザインを一新した「AQUOS ZETA SH-04H」

 シャープ製の「AQUOS ZETA SH-04H」は、約5.3インチディスプレイを搭載するAndroid 6.0スマートフォン。2260万画素カメラを搭載し、“AQUOS史上最高のカメラ性能”をうたう。

 6月上旬の発売を予定しており、月々サポートを含めた24カ月での実質価格はMNP、新規、機種変更、契約変更の形態を問わず、5万円台後半となる見込みだ。

 ボディのデザインはこれまでの「三辺狭額縁」という流れから大きく変えたことも特徴のひとつ。本体には2.5Dのガラスを採用しており、端がわずかにラウンドした形状になっている。フレームは金属素材で、スリットが設けられており、この部分にはイルミネーションが内蔵されている。

カメラ

 2260万画素のセンサーを採用するカメラ機能では、リコーの画像認証プログラム「GR Certified」を取得。起動時間が0.4秒、オートフォーカスが0.02秒と従来機種よりも1/4に高速化され、より素早く撮りたい場面を記録できる。

 夏モデルらしい機能として花火モードが用意されており、花火が打ち上がって明暗差が一番ある場面になると自動的にシャッターが切れ、最適な花火写真を撮れる。

 このほか、適切な構図をアドバイスする「フレーミングアドバイザー」などの機能を備える。「ふんわり」「くっきり」などの選択が可能な、「おすすめプラス」にも対応する。カメラは、光学手ブレ補正対応。レンズはF値1.9と、明るいものを採用している。

120HzのなめらかIGZO

 2015年冬モデルに続いて、120Hz駆動のハイスピードIGZOディスプレイを採用した。フルHDという解像度で、従来よりも残像感の少ない映像を楽しめる。

 従来と同様、120Hz駆動にするかどうかは、アプリごとに設定する仕様。標準搭載されているアプリの中で、120Hzが必要なものは、デフォルトでオンになっている。その他のアプリも、ユーザーが好みに応じて変更することが可能だ。ただし、不必要なものにまで設定すると、バッテリーの持ちに悪影響が出るデメリットもある。

 また、新機能「スクロールオート」では、縦長のWebサイトなどを閲覧する際に、自動で画面がスクロールする。ディスプレイ上で指をゆっくり動かすとスクロール方向を示す矢印が表示され、矢印に触れると自動的なスクロールに切り替わる仕組みだ。

 このほか、新たに自動ブルーライトカットモードを搭載。これまでもブルーライトを減らす機能はあったが、今回からカットする量を調節できる。就寝前の利用を想定したモードもあり、目への負担を下げて、目を閉じればすぐ就寝できるような形にした。

エモパーは健康管理機能を備える

 従来からシャープ製スマートフォンに搭載されてきた、AI(人工知能)を応用した機能「エモパー」も、4.0に進化した。エモパー4.0の特徴は、健康管理機能にあり、歩数や生活習慣の時間を学習し、ユーザーに最適なアドバイスを送るようになっている。「タニタ体組成計」とも連携する仕様だ。

主な仕様

 大きさは約149×73×7.6mm、重さは約155g。CPUは2.2GHz駆動のデュアルコア、1.6GHz駆動のデュアルコア、あわせて4つのコア(クアッドコア)のCPU(Snapdragon 820)を搭載。32GBのストレージと3GBのメモリを搭載し、最大200GBのmicroSDXCに対応する。バッテリー容量は3000mAh。下り最大337.5Mbps、上り最大50Mbpsで通信できるが、2GHz帯、1.7GHz帯、800MHz帯の3つをキャリアアグリゲーションする下り最大375Mbpsの通信には非対応。

 テレビ機能(ワンセグ/フルセグ)、指紋認証機能を搭載する。指紋認証は登録する指に、アプリの起動などを紐づけられる仕様になっている。また、指紋センサーとグリップマジックの組み合わせにより、生体認証というセキュアな認証を採り入れつつ、本体を手にしただけでロック画面を解除できる、という操作を実現している。

 ドコモの新サービスは、「スグ電」に対応。コーデックを変え、より高音域の音声通話が可能になった「VoLTE(HD+)」も利用できる。

関口 聖

石野 純也