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【熊本地震】震災から1週間、携帯電話は徐々に復旧進む

 4月14日以降の熊本地震の影響で、携帯キャリア各社のネットワークには通信障害や通信規制などの影響が出ている。また九州電力では熊本県内の停電がほぼ解消されたと案内している。21日12時(正午)時点での情報をまとめた。徐々に復旧は進む一方で、阿蘇市、南阿蘇村、高森町といったエリアでいまだ影響が残るようだ。

 各社からは災害用伝言板サービス、災害用音声お届サービス、無料の公衆無線LANサービスの臨時スポットが提供されている。被災者のスマートフォンの月間のデータ通信容量の追加を無料としたり、速度制限を解除したりする支援策も実施されている。

NTTドコモ

 21日10時(第20報)の時点で、携帯電話が利用しづらいエリアは熊本県の阿蘇郡南阿蘇村、阿蘇市。通常の基地局よりもサービスエリアを広くした中ゾーン基地局や、移動基地局車などを展開しているものの、大規模な土砂崩れなどもあって、通行規制や入山規制などで現地作業が難しく、復旧には時間を要する見込み、と案内されている。

KDDI

 20日9時30分の時点で、携帯電話が利用しづらいエリアは熊本県の阿蘇郡南阿蘇村と阿蘇郡高森町。南阿蘇村と高森町では、役場や避難所などで移動基地局によるエリア復旧が実施されている。

ソフトバンク

 21日9時の時点で、携帯電話が利用しづらいエリアは熊本県阿蘇市、阿蘇郡南阿蘇村。

 避難所を中心に移動基地局車でエリア復旧が実施されている。

ワイモバイル

 21日9時の時点で、Y!mobileブランドで提供する1.7GHz帯のサービスで利用しづらいなどの影響を受けているエリアは熊本県阿蘇市、阿蘇郡南阿蘇村。

 Y!mobileブランドで提供するPHSサービスで影響を受けているエリアは熊本県阿蘇郡南阿蘇村。

UQコミュニケーションズ

 19日13時の時点で、UQ WiMAXで影響を受けているエリアは熊本県熊本市東区西原1丁目、阿蘇市赤水・内牧、阿蘇郡南阿蘇村一関。

関口 聖