ドコモ、人気モデルらが提案するスマホラウンジを原宿に開設


 NTTドコモは、モデルやスタイリストなど4人のプロデューサーが女性のためのスペースを演出し、スマートフォンやサービスに自然に触れられるという「docomo Share Lounge THE SHELF」を原宿にオープンする。11月22日~12月24日の期間限定の施設で、期間中の週末にはイベントも開催される。入場は無料で、お菓子の販売、ハーブティーの無料サービスも提供される。場所は渋谷区神宮前6-7-15。

 「THE SHELF」は、複数人がひとつの家を借りるシェアハウスをイメージしたラウンジスペース。各分野で活躍するモデルやスタイリストをプロデューサーに迎え、自室の一角のようにテーマに合わせた棚や小物を展示するの特徴で、これらの中にはスマートフォンが展示されるほか、翻訳サービスなどドコモのスマホ向けサービスも体験できる。

 プロデューサーは、モデルの今宿麻美、スタイリストの亀恭子、ライフスタイルプロデューサーの村上萌、フォトグラファーのMARCOの4人。加えて、女子大生4人がプロデュースした、自分撮りが綺麗に行えるスペースも設置される。

 テーマは「Fashion」(亀恭子)、「Travel」(今宿麻美)、「Beauty」(MARCO)、「Skillup」(村上萌)の4つ。各コーナーは、プロデューサーが本棚や小物、クローゼットなどを演出。本人が持ち込んだものや、自身で塗装した棚など、個性的でテーマを反映した内容になっている。

 また、期間中の週末にはイベントも開催される。11月30日にはMARCOがスマホのカメラで撮影のコツを伝授する「CAMERA NIGHT」、12月7日には今宿麻美が女子旅とスマホ活用術を紹介する「TRAVEL NIGHT」、12月13日は村上萌が登場し、スマホやタブレットの活用術を伝授する「SKILL UP NIGHT」、12月21日には亀恭子がスマホのカラーに合わせたコーディネートを紹介する「FASHION NIGHT」が開催される。


「Fashion」(亀恭子)
「Travel」(今宿麻美)「Beauty」(MARCO)
「Skillup」(村上萌)

 

プロデューサーの4人がトークセッション


 

 11月21日には、「THE SHELF」の中で記者向けの発表会が開催された。「THE SHELF」の企画は、ドコモのプロモーション部の中でも、担当の枠を超えた5人の女性による特別チームで進められ、女性による女性のためのスペースとして考案されている。担当を代表して挨拶を行ったドコモ プロモーション部の磯野友紀氏は、「女性自身が憧れているようなスタイルに、いかに自然に感じてもらえるか」とポイントを語ったほか、機能やスペックよりも、デザインや世界観、友人の意見を聞くといった女性ならではのスマホ選びの視点を重視したとする。女性にとっては「使ってみないと分からないものも多い」とのことで、各テーマにそったコーナーでは、自然にスマートフォンに触れられたり、カラーコーディネートが提案されていたりするのも特徴になっているという。


企画を担当したドコモのプロモーション部のメンバー。それぞれの担当を超え、女性のみで企画されたプロデューサーの4人。左からモデルの今宿麻美、スタイリストの亀恭子、ライフスタイルプロデューサーの村上萌、フォトグラファーのMARCO

 

 発表会では続いてモデルの今宿麻美、スタイリストの亀恭子、ライフスタイルプロデューサーの村上萌、フォトグラファーのMARCOの4人が登場した。「Travel」コーナーを担当した今宿麻美は、カメラが好きとのことで、旅先などで撮影した写真を多数展示。自身が選んだトラベルグッズの展示も行っている。

 「Fashion」を担当する亀恭子は、自分のクローゼットというテーマで、ライフスタイルが垣間見れる内容になっているという。ファッション業界の話題はすでに春物に移っているが、「春が待ち遠しくなるような」小物も集めたとのこと。また、「ドコモのスマホはカラーバリエーションが豊富で、カラーコーディネートの提案もしている」とのことで、ピンク系だけでなく、モノトーン、モードやクールといったイメージも交えているとのことだった。


今宿麻美亀恭子

 

 「Skillup」を担当した村上萌は、「自分の机を再現した」とある意味でストレートな内容。スマートフォンを活用しながら資料やアイデアをピックアップしていき、企画として練り上げ、プレゼンテーションを行うまでがイメージされており、プレゼン前の状態を「リアルに再現した」という。ポイントはさまざまなスクラップやスケッチに使う黒板。また、本棚には自身が就職活動で使用した本や、影響を受けた本が展示されている。

 「Beauty」を担当したMARCOは、テーマを「女優の鏡台」とし、「写真を撮りたくなるような作りにした」とポイントを語る。本棚はほかのコーナーと違い金色に塗られているが、これはMARCO自身が塗ったという。「一番こだわったのは照明。どこで撮っても可愛くなるようにした」とのことで、本棚の奥やライトアップするような照明も用意するなど、フォトグラファーならではの工夫が凝らされている。


村上萌MARCO

 

 発表会ではこのほか、携帯電話に関するエピソードも質問され、今宿麻美が「写真などがたくさん残っており、昔の携帯電話を捨てられない」と語ると、村上萌も「落ち込んだ時とかに昔の携帯電話を見たりする」と同意。ところがMARCOは「昔のは一つも残ってないかも……」と答えると亀恭子も「私もそう」と登壇した4人が綺麗に分かれる結果に。このほか、亀恭子は「ハタチぐらいの時に3年ぐらいOLだった」と明かし、「当時は二つ折りで分厚く、ある日エアコンのリモコンを間違えてバッグに入れ出勤したことがあった」と失敗談も。

 村上萌は「神戸に住んでいるのですが、月の半分は新幹線で上京しています。モバイルSuicaなら10分前に予約できて、私にとってはかなり大事です」と相当に活用している様子を披露。「10回使うと、グリーン車に乗れるんです」と紹介すると、残りの3人からは「へぇ~!」と興味と驚きの声が。MARCOはプライベートではカメラを持ち歩かないとのことだったが、ロケに使えそうな場所や気になったものは、スマホのカメラで撮影し、「インスピレーションがわく引き出しになっている」という。また、カメラのシャッターの反応速度、広角レンズなどにも感心していた。

 




(太田 亮三)

2012/11/21 19:45