阪神電車全駅に「au Wi-Fi SPOT」、甲子園球場でも


 KDDIは、阪神電気鉄道運営の阪神電車全駅に、公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」のアクセスポイントを設置する。

 「au Wi-Fi SPOT」は、KDDIが展開するauのスマートフォン向け公衆無線LANサービス。対象ユーザーは、auのスマートフォンや手持ちのパソコン、タブレットから無料で利用できる。今回の発表を受け、阪神本線やなんば線、武庫川線、神戸高速線の計4路線で1日あたり52万人に利用される全駅において、「au Wi-Fi SPOT」が導入されることになった。

 3月9日からは、阪神甲子園球場と甲子園駅(どちらも兵庫県西宮市)にアクセスポイントが設置され、利用できるようになる。球場内では、観客席でもWi-Fiによる通信が利用できるという。3月末までに野田駅、千船駅、杭瀬駅、大物駅、鳴尾駅、今津駅、芦屋駅、住吉駅、新在家駅で導入され、それ以外の駅では4月以降、順次展開される。なお「Windows Phone IS12T」は3月下旬より利用できるようになる。

 阪神電気鉄道とアイテック阪急阪神では、複数の通信事業者が共有できる設備としてWi-Fiスポットを導入すると発表しており、まずはau Wi-Fi SPOTと、ワイヤ・アンド・ワイヤレスの「Wi2 300」で利用できるものの、今後、他の通信事業者への拡大を目指す。またグループ内の鉄道駅や商業施設などでの展開も目指す。




(関口 聖)

2012/3/8 19:21