NICT、観光用と敬語学習用の2つのiPhoneアプリを配信


 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は、iPhone用の2つのアプリの配信を開始した。配信期間は2012年3月末まで。利用料は無料で、App Storeでダウンロードできる。

 「AssisTra」(アシストラ)は、日本語音声で情報を検索できる京都観光のサポートアプリ。NICTの日本語音声対話処理技術が活用されており、対話の履歴を踏まえた自然なやりとりが可能になっているという。画面上に表示されるキャラクターと対話する形で、音声入力による京都の観光情報の検索が可能。また、文字入力やメニューの遷移により、約2900件の京都の主要観光スポットについて、日・英・中・韓の4カ国語に対応したテキストで表示することもできる。このほか、地図にメモや写真を貼り付ける機能も用意されている。

 「敬語力」は、基本的な敬語を手軽に学習できるアプリ。NICTの自然言語処理技術を応用して開発されており、新入社員や日本語を学習中の外国人など、敬語初級者に向けて提供される。アプリには拓一式クイズ、記述式クイズ、学習モードが用意され、さまざまな場面における敬語の使いかたを学習できる。

「AssisTra」
「敬語力」

 




(太田 亮三)

2011/6/13 16:27