起動0.8秒の12.2メガカメラを搭載した「N-02B」
LASER WHITE |
「N-02B」は、12.2メガカメラが約0.8秒で起動できるNEC製の折りたたみ型FOMA端末。PRIMEシリーズのモデルとなる。2009年12月発売予定。
■1220万画素のカメラ
約1220万画素CMOSのカメラを搭載。「クイックショット」と呼ばれる機能が特徴で、起動0.8秒、撮影間隔約1.5秒と撮影から保存までを素早く行える。レンズは、35mmのフィルムカメラ換算で28mmと広角寄り。
また、撮影シーンを自動認識して画質を調整する「自動シーン判別」を用意。「人物」「紅葉」「花」「夜景」など、全10種類を自動で判別することができる。暗所でも明るく撮影できる高感度モードなどは、最大ISO3200相当。超解像技術によって、デジタルズームでも従来よりきれいなズーム撮影が可能となっている。
ディスプレイはタッチパネルとなり、初期状態では画面を表に出した状態で閉じると、自動的にカメラが起動する。アイコンが大きく指で押しやすい横専用のメニューも搭載。被写体を触れるとフォーカスを合わせ続ける「ついてくフォーカス」も利用できる。QVGAサイズ、120fpsで撮影した動画をスローモーションで再生する「スピードムービー」にも対応。
さらに、データフォルダとは別に、画像のサムネイル表示される「メディアスビューアー」を備えている。同機能は、自分で撮影した静止画や動画を、データフォルダやメモリカードといった保存先に関わらずまとめて表示できるもの。画像をタッチすると拡大表示される。 撮った写真をWi-Fiでストレージにアップロードする「ライフストレージ」は、自動保存に加えて手動保存にも対応した。
■ホームUや5.7MbpsのHSUPA対応
冬春モデルでは唯一の「ホームU」対応で、送受信最大54Mbpsの無線LANを搭載。端末自身がアクセスポイントになるモードを備え、ゲーム機などをインターネットへ接続可能。帯域を絞り64kbpsで接続でき、その際の料金は5985円となる。
また、新たにインターホン連携機能が加わった。この機能を利用すると、N-02Bをインターホンの子機として使えるという。フルブラウザはゲートウェイをとおらず、ホームU未加入の状態でも無線LANで高速通信が可能となる。設定は「かんたん接続(WPS)」でのほか、手動でも行える。
通信方式はHSDPA7.2Mbps、HSUPA5.7Mbpsに対応しており、エリア内では写真のブログ掲載なども従来よりも快適に行えるという。
■デコメールや細かな改善も多い
「N-01B」と同様デコメ絵文字の入力もスムーズになった。プリインストールのデコメ絵文字やデコメピクチャに単語が割り当てられ、キーで文字を打つだけで呼び出せる。プリインストールのデコメ絵文字は1200種類となる。
加速度センサーを搭載し、画面の縦横は端末の方向の応じて切り替わる。歩数計や消費カロリーが分かる、コナミスポーツ監修の「Enjoy Exercise」も搭載。音質も優れており、「Srs TruMedia」や「バーチャル5.1chサラウンド」に対応。ワンセグや音楽再生時に、迫力あるサウンドを楽しめる。
このほか、メールの圏内自動送信への対応や、送信/受信メールがそれぞれ2500件、1000件になるなど、前モデルからの細かな改善も多い。N-01Bと同じくドコモの「オペレーターパック」にも対応。マルチタスクを立ち上げる「MULTIキー」が独立したほか、ソフトキーの割り当てなどにもわずかな変更が加わっている。
メインディスプレイは、約3.2インチのフルワイドVGAサイズ。HSUPAのほか無線LANなどにも対応する。「N-06A」などと同様にアクセスポイントとして利用可能で、ポータブルゲーム機などをインターネットに接続できる。Blu-rayディスクレコーダーに記録した映像を視聴できる連携機能や、ヘッドフォンでバーチャル5.1chを実現する「SRS TruMedia」も実装されている。
GPSやオートGPS、iコンシェル、Bluetooth、iアプリタッチに対応する。海外ではGSMもサポートする。、RPG「ドラゴンクエストIII」の体験版などがプリセットされる。外部メモリは16GBのまでのmicroSDHCに対応。
大きさは約113×50×16.9mmで、重さは約147g。ボディカラーはLASER WHITE、CYBER BLACK、FLASH SILVER。連続待受時間は、3Gが約560時間、GSMが約290時間。連続通話時間は、3Gが約200分、GSMが約200分。
CYBER BLACK | FLASH SILVER |
2009/11/10 13:17