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「au×HAKUTO」のプラネタリウム公開、松田翔太が月を語る

左から、KDDI コミュニケーション本部長の山田隆章氏、松田翔太、HAKUTO代表の袴田武史氏

 KDDIは、16日に上映を開始する「au×HAKUTO オリジナルプラネタリウム『MOON』」の公開記念イベントを実施した。

 「au×HAKUTO オリジナルプラネタリウム『MOON』」は、東京都墨田区の東京スカイツリータウン内にある「コニカミノルタプラネタリウム“天空”」で上映される。上映期間は2016年12月16日~2017年5月14日。料金は大人が1500円(税込、以下同)、子どもは900円。

月球儀を手に登場した松田

 au×HAKUTOは、グーグルの月面探査レースに参加する日本のチーム「HAKUTO」をバックアップするプロジェクト。au(KDDI)は探査機と基地局との通信をサポートするほか、HAKUTOを紹介する取り組みを多く実施している。

 今回のオリジナルプラネタリウム作品もその1つで、月のさまざまな表情を描き、月への旅を体験できるような内容となっている。ナビゲーターは俳優の松田翔太が担当し、音楽は「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」公式アンバサダーでもあるサカナクションが手がける。

 イベントでは松田がもっとも気に入っているという、青く輝く月の表情のシーンや、夜空に満点の星が輝くシーンが上映された。

コニカミノルタプラネタリウム コンテンツプロデューサーの清水大輔氏

 プラネタリウムを制作したコンテンツプロデューサーの清水大輔氏は、収録時のエピソードを「(松田が)第一声を吹き込んだときに、スタッフがみんな鳥肌たった。これはいける、と感じた」と紹介。松田自身も「ナレーションを話しているうちに映像の世界に入り込んできた」と感想を語った。

 松田は、「今回の仕事をするに当たって、初めて月の位置を知った」と話し、「衛星と同じ位置にあると思っていたが、38万キロという遠さは、想像もつかない距離ですね」と月に思いをはせた。HAKUTO代表の袴田氏は応じて「実は月はロケットでは3日でいけるくらい、地球と近い惑星。宇宙はもっと広く、多くの人の想像を超えるが、MOON CHALLENGEを通して興味をもってもらいたい」と話した。

 HAKUTOは月へ送り込む探査機(ローバー)の最終デザインを8月に発表。現在は実際に月で走行する完成モデルの制作に向けて部品選定をしている段階だという。探査機の打ち上げは2017年に予定されている。