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3CA対応、デュアルSIM切替も強化「Aterm MR05LN」9月1日発売
2016年8月30日 13:28
NECプラットフォームズは、SIMロックフリーのモバイルWi-Fiルーターとして、3波のキャリアアグリゲーションやデュアルSIMの切替機能を強化した最新モデル「Aterm MR05LN」を9月1日に発売する。対応するMVNO各社や、家電量販店などで販売される。価格はオープン価格で、販売予想価格は2万7000円前後(税抜、以下同)。オプションのクレードルは3000円前後。
「Aterm MR05LN」は、LTEで3つの周波数を束ねて使うキャリアアグリゲーション(3CA)に対応。端末の仕様として理論値で下り最大375Mbpsに対応し、NTTドコモのネットワークでは下り最大337.5Mbpsに対応する。アドオンセル、周波数ダイバーシティに対応しており、安定した高速通信が行える。Wi-Fi側もIEEE 802.11ac、2×2 MIMOで最大867Mbpsをサポートしており、LTEの高速な通信速度を活用できる。
前モデルから引き続きデュアルSIM対応で、サイズは変更され、どちらもnanoSIMカードに対応する。事前に設定しておけば、時間帯や曜日、通信量、クレードルへの装着の有無などを判別して自動的にSIMカードを切り替える機能が搭載される。これにより、会社用と個人用のSIMカードを、状況に応じて自動的に切り替えて使うといったことが可能になっている。
また、SIMカードの切り替えにかかる時間も従来の約40秒から約10秒にまで大幅に短縮された。切り替えの際に端末は再起動せず、Wi-Fiの接続も維持したまま切り替えられる。
利用可能時間も向上。前モデルの「Aterm MR04LN」と比較すると、バッテリー容量は2300mAhから2500mAhに増加しており、連続通信時間はWi-Fiで最大約12時間から最大約14時間に、連続待機時間(休止状態)は最大約1000 時間から最大約1250時間に向上した。
NECプラットフォームズでは、「Aterm MR05LN」を取り扱う予定のMVNOとして、「OCNモバイルONE」「IIJmioモバイルサービス」「楽天モバイル」「BIGLOBE LTE・3G」「イオンモバイル」「DMM mobile」を挙げている。
主な仕様
LTE・3Gは国内ではドコモのネットワークでの利用を想定している。対応周波数帯はLTEで2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz。キャリアアグリゲーションの組み合わせは、2GHz+1.5GHz+800MHzで、下り337.5Mbpsに対応する。2GHz+1.7GHz+800MHzの下り375Mbpsには対応しないほか、ドコモの3.5GHz帯には対応していない。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)。Bluetooth 4.0もサポートする。ディスプレイは2.4インチ。電池パックは着脱式。
大きさは約63×115×11mmで、重さは約115g。
オプションのクレードル「EX5Cクレードル」には1000BASE-T/100BASE-TX対応の有線LAN端子が搭載される。充電用の端子はmicroUSB端子。クレードルの大きさは約125×46×31mmで、重さは約65g。