本日の一品

AndroidスマホとUSBオールドクライアントを結ぶ「PQI Coonect 201」

PQI Connect 201は標準USBプラグとmicroUSBプラグの両方ついたUSBメモリーだ

 USBポートが一般に利用されるようになったのは、Windows 98で標準サポートされて以後だ。それからすでに15年ほどの年月が経過した。USB規格はその後も転送速度などスペックを改善しながら現在に至っている。

 一方、スマートフォンは、パソコン文化が一般に広く普及した後に登場したパーソナルなクライアントだ。

 スマホはクラウド技術やワイヤレス技術の進化により、パソコンとの関係性においてさまざまな連携スタイルを選択することができるようになったデバイスだ。高速なWi-Fi無線や、LTEを利用してクラウド経由でパソコンとデータ交換や共有もできる。パソコンとUSBケーブルで接続してデータ交換も可能だ。

 直結の方法としては、Wi-FiのアドホックモードやBluetooth接続によるワイヤレスも自由に選択できる時代となった。しかし、GB単位の音楽データや動画をネットワーク経由で送るのは、まだまだ快適とまでは言えない。

 結局、パソコンからのデータをスマホやタブレットで活用したいと考える多くの人は、従来からあるUSBメモリーやSDカードで転送したいというのが本音なのかもしれない。それを裏付けるかのように、Android系スマホやiPhoneのコネクターに取り付けるカードリーダーや標準サイズのUSBポートなどのアタッチメントが市場に多く登場してきている。

 今回ご紹介する「PQI Connect 201」もそんな仲間の製品だ。昨今、ますます小さくなったUSBメモリーだが、PQI Connect 201は、そのUSBメモリー機能(16GB)を持ち、パソコンの標準サイズのUSBポートにも、Android OS搭載スマホのmicroUSBポートにも接続できる新しい着想の“Dual Plug USB Memory”だ。

 両者に繋がる特性を利用して、パソコン側のデータをスマホに橋渡ししたり、その逆をいとも簡単にやってしまえる。ポートから直接やり取りするので、環境の影響はまず受けることはなく、Wi-Fi接続やBluetooth接続の無線通信より設定作業の面でも楽だ。パフォーマンスも圧倒的に速く便利だろう。

最近の小さくなったUSBメモリーを見慣れているとPQI Connect 201のコンパクトさも納得は出来る。
クリップと比較してもこんなに小さい

 筆者は、普段使いのデスクトップPCの前面にあるUSBポートにPQI Connect 201を挿入して、パソコンで自宅の有線LAN、光ファイバー経由でWEBサイトからダウンロードした大きな動画データ等をコピー、次にPQI Connect 201をスマホのmicroUSBポートに挿入して極めて短時間に大型データの転送を便利に行っている。

 便利に使えるのはパソコンユーザーだけではなく、昨今増加している、パソコンは使わずスマホやタブレットだけを利用しているユーザーも、スマホ同士のデータコピーや友人とのデータ共有ストレージとして活用可能だ。

 筆者の購入した容量16GBタイプ以外に、コンパクトな8GBと大容量32GBの3モデルが用意されており、microSDメモリーの拡張で内部メモリーを増加することのできないタイプのスマホやタブレットで、外部データバックアップストレージや当面必要のないファイルの避難ストレージとしても活用できる。

 これらのファイル操作を行う時に便利なファイルマネージャとしてGoogle Playより無償ダウンロードできる“PQI Connect +”を利用すればより効率的に処理出来るだろう。PQI Connect 201は、パソコンとスマホのベテランユーザーもパソコンを持たない新しいユーザーも、同じように有効活用できる新しいタイプのUSBメモリーだ。

スマホにデータを移動する時は、microUSBポートにPQI Connect 201のmicroUSBプラグを挿入してコピーするだけ
製品名販売場所価格
PQI Connect 201(16GB)Amazon.co.jp2780円

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