本日の一品

ワイヤレスHDMIは可能性広がるワクワクな一品!

パッケージは実にシンプル。繋いで電源をいれるだけ

 有線が無線に。それは便利な進化であり、無線が普及してないうちは無線化を実現するグッズに憧れもあろう。また、例えば無線LANの普及前と普及後を考えてみれば、ホテルや喫茶店でも気軽に無線でネットができるようになったのはもちろん、自宅の壁を這っていたLANケーブルが不要になり、LANケーブルをヒヤヒヤしながら跨ぐといった不便や苦労も必要がなくなった。

 今回紹介するSoftBank SELECTIONの「ワイヤレスHDMI WH01」は、PCやスマートフォン、ゲーム機などの情報端末と、PC用モニターやテレビなどのディスプレイをつなぐHDMIを、ワイヤレスで繋ぐもの。この製品、普段は1万円台後半で販売しているけれど、1万円をきる低価格で販売する店もあり、筆者は「無線化こそロマン!」とばかりに買ったのだ。

 このワイヤレスHDMI、無線ということであまり邪魔にはならない。「あまり」と書いたのは、ワイヤレスアダプター本体のサイズが大きく、また送信側と受信側の両方にACアダプターが必要だからだ。モニターの近くに置く受信側はともかく、スマートフォンなど送信側のアダプターにも電源が必要なので、コンセントなど電源を確保できる場所の近くに置かなければいけない。アダプターにUSBの電源を供給できれば、状況は良くなるとは思うのだが。

 接続は、PCやスマートフォンなど送信側のHDMIケーブルを送信機に繋ぎ、受信機とモニターもHDMIケーブルでつなげばOKだ。アダプター同士は工場出荷時にペアリングされているから、HDMIケーブルをつなぎ、電源を入れるだけでセットアップは完了。アダプター同士の距離は、10m以内なら映像が問題なく表示されるとのことで、一軒家の端と端でつなぐことも、1階と2階をつなぐこともできた。

 スマートフォンやタブレットの画面を、テレビやPCモニターに映して、写真を見たり、映像を見たり、ゲームを遊んだりして、わいわい楽しめる。大画面テレビに繋がることで、より楽しめるアプリもあるだろう。

 では筆者はというと、スマートフォンの画面をテレビなどの画面に出す代わりに、ソニーのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」に繋がるHDMIケーブルを無線化して使っている。ケーブルの呪縛から逃れ、さらにBlu-rayプレーヤーなどからも離れて、寝っ転がってBlu-rayビデオやネット動画を超大画面で見ることに活用して、満足している。

テレビに謎の中華PADをつなげてみた
このヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」との組み合わせは個人的に一番よかった
製品名販売元購入価格
ワイヤレスHDMI WH01ソフトバンクBB6980円

山谷 剛史