外出先で使えるポータブル液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイ、「ThinkVision LT1421」 |
マルチディスプレイの作業に慣れてしまうと、外でノートパソコンを使う際に表示範囲の狭さを感じることがある。例えばWebサイトで調べ物をしながら原稿を書いたり、表計算の表を見ながら別の資料を作成するという場合、1画面ではもう仕事にならない、ということもある。
しかも、1920×1080ドットの液晶ディスプレイを複数使うデスクトップ環境からすれば、ふだん使っているノートパソコンが1366×768ドットという表示範囲のため、狭く感じるのは当然である。そんな悩みを持っていたときに出会ったのが、USB接続の液晶ディスプレイ。興味を持ったときに新製品として登場したのがレノボの「ThinkVision LT1421」だ。
楽しい周辺機器を次々に登場させているレノボだが、「ThinkVision LT1421」は持ち運びを重視したというだけあって、耐久試験をクリアしたものになっているという。他社も同等のUSB接続液晶があるが、「ThinkPad」シリーズに近い耐久性があると書かれているところが気に入り、勢いに乗って買ったのだ。
あまり確認しないで買ってしまったのだが、届いた「ThinkVision LT1421」にはケースが付属していた。某社の人気タブレット型端末の純正ケースのような、パタパタと畳めるタイプで、畳んだ状態で液晶のスタンドにもなるという優れものだ。ただし、ケースには大穴があいており、背面の出っ張り部分が保護されずに露出してしまうという微妙な構造でもある。
早速、持ち歩いてみると、14インチの液晶部分だけなので、あまりかさばらず持ち運びも苦にならない。ただ、裏側がフラットではないため、出し入れの際にちょっとひっかかるという問題はある。ケースは付属しているが、ケーブルを収納する機能はなく、別に持っていかないといけない。白状するが、すでに一度、ケーブルを持っていくのを忘れてしまったことがある。
この液晶を使うことで、1366×768ドットの液晶画面が、ノートパソコン本体と合わせて2枚使えることになった。喫茶店などで液晶モニターを2枚広げるのは少し勇気がいるが、慣れてくれば大丈夫。電源もUSBだけなので別に確保する必要なし。2人分のスペースをとってしまうため、混雑した店や席では使用を控えているが、手放せない存在になってしまった。
裏側は出っ張っている | ケースが付属、画面の部分はお風呂のフタと呼ばれる某タブレットと同等の構造。裏の出っ張り部分はそのまま大穴があいている |
USBケーブルの先は2にわかれている。電源容量の関係のようだが、無理すれば信号が乗っている太いほうのUSBケーブルだけでも動くことがある。 | コーヒーショップの1人用テーブルに置いてみた。幅がとれない場所では、少々使いにくい |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
ThinkVision LT1421 | レノボ | 1万9950円 |
2011/11/24 06:00