ケータイを抱いて癒して！リラックマのケータイスタンド

パッケージ状態ではまっ平らなスタンド。くねくね曲げてケータイを「ぎゅー」してもらいましょう！

　くぅ、悔しい！こんなかわいさアピールがミエミエのグッズに癒されるなんてっ！　でも萌えざるをえない、そんなケータイスタンドです。日本が誇る、ゆるキャラ「リラックマ」のケータイスタンドなのです。

　あなたはケータイスタンド持ってますか？ただ置くだけのスタンドじゃないですか？かわいいですか？これはスタンドです。しかもキャラクターグッズです。かわいいスタンドはそれだけでいいものですが、（設定ですが）性格も心もあるキャラクターならもっと気持ちが通えて癒しになると思いませんか？　しかも、このくねくねケータイスタンド、筆者が思うに、かわいいリラックマ関連商品の中でもトップを争う「最かわグッズ」じゃないかと思います。

　このスタンド、販売時のパッケージではまっ平らな形なのですが、足でも、手でも、体でも、顔でも、耳でも、それから背中を支えるスタンドも自由にくねくね曲げることができます。曲げたいと思う場所の端と端を持ってぎゅっと折ればその通り曲がるんです。

　だから、背中を伸ばして「のびー」のポーズも、寝転がって「だらー」のポーズも作れますし、そして手足でケータイを抱え込むように「ぎゅー」の姿勢も作れます。そう、ケータイスタンドといえばケータイを置くだけなのが普通ですが、このスタンドはケータイを置くこともできますし、あなたが「かわいい」と思う形でケータイをホールドもできるんです……この「ぎゅー」がかわいいんだ、「ぎゅー」がっ！

　失礼しました。で、このスタンド、ケータイは縦置き、横置きが可能で、大きさはiPhone 4を置くのにちょうどくらいのサイズでしょうか。001HT（Desire HD）だと端末のほうがちょっと大きいですね。縦置きにしちゃうとリラックマの顔が隠れてしまいます。

　ただ、筆者的には、スマートフォンならほとんどの機種で縦置きにするのをオススメします。なぜなら、うまくリラックマの足を曲げると、ちょうど足と足の間に充電ケーブルを通すことができるのです。スタンドに縦置きのまま充電できるスタンドって意外と少ないのですよね。

　横置きなら充電しながら置けるけど、待受画面は横にならないスマートフォンも多いですよね。それがなんだか悔しいって思ったことないですか？　実を言えば、私もそれが嫌で、縦置きができて、充電もできるスタンドを単に探していたんです。そして、このスタンドを見つけました。

　ちなみに、本体が小さい日本通信のIDEOSやイーモバイルのPocket WiFi S IIだと「ぎゅー」の姿勢がホントにぎゅっと握っていながら持ち主をちら見しているような姿勢になっていて、かわいいというか、なんだか妙に小さな幸せを感じてしまいます。うん、実用性も正義ですが、小さくてかわいいは強さです！

　なお、このケータイスタンド、素材としてはATBC-PVCを使って作られています。ATBC-PVCとは、正式には「Acetyl tributyl citrate（クエン酸アセチルトリブチル）-polyvinyl chloride（ポリビニールクロライド）｣といいます。よく家の雨どいなどに使われるプラスチック塩化ビニールに可塑（かそ）剤を添加してやわらかくしたものです。「可塑」に関しては、ケータイ用語の基礎知識第525回：TPU とはなどをご参照ください。

　かつて、筆者の世代が子供だったころのソフビ人形ってありましたよね。ウルトラマンとか怪獣とかの。あれには可塑剤にフタル酸エステル類が使われた塩化ビニールが使われていました。が、1990年代に、この可塑剤に環境ホルモン作用を持つ疑いがあるとされ、代わりに安全なATBCが可塑剤に使われるようになったのです。2011年現在、国産の玩具で、ソフトビニール製品といえばまず、このATBC-PVCが使われています。このかわいくて子供が好きそうなケータイスタンドもATBC-PVCなので、万一子供が口に入れてしまっても安心です。

　とはいえ、ケータイ自体を（スタンドも）食べてしまってはいけませんから、小さい子の手の届くところには置かないほうがいいと思います。ほんと、リラックマは小さい子にウケるので、見える場所に置きたくなっちゃうんですけどねー、このスタンドは。


足と背中スタンドを曲げてみた状態	背中側。ちゃんと設定通り「ファスナー」がありますねー

欲望（Desire）という名のスマホを抱くリラックマ	スマホの縦置きもできます。サイズの大きなスマホだと顔隠れちゃいますが。充電用microUSBケーブルもつなげたまま置けます

小さいスマートフォン（IDEOS）だと顔がちらりと覗きます	「のびー」の姿勢でもケータイを置けます。あまり意味はないですが（笑）