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橋立鍾乳洞の出入口(受付)。背後にある絶壁の内部が鍾乳洞で、珍しい竪穴式だ
橋立鍾乳洞のすぐ近くにある浦山ダム

 図らずも関東の梅雨明け宣言直後となった天気の良い週末、埼玉県は秩父にある橋立鍾乳洞を友人ら数人で訪れた。レンタカーを借りて、日帰りの「大人の遠足」である。

 Facebook上でグループを作って日程を調整していたこともあって、集合時間に近くなると、スマートフォン上でFacebookのメッセージ(チャット)を使って連絡を取り合った。普段はFacebookをあまり使いこなしていない筆者にとって、「今、大戸屋の前」とか「10分ほど遅れそう」などとリアルタイムにチャットで連絡を取り合いながら集合していく様はなかなか充実したリアルを感じさせてくれる。

 レンタカーにはカーナビが付いていたので道案内は素直にそちらに任せ、昼過ぎに秩父に着くと、まずは腹ごしらえ。蕎麦のお店として調べてあった店舗が実は業態変更して「豚みそ丼」で人気のお店になっていたり、カーナビへの入力を間違えたのか、鍾乳洞の「目的地周辺です」が住宅街の民家の庭先だったりするアクシデントは起こったが、概ね計画通りに行程を楽しめた。

 橋立鍾乳洞のすぐ近くには浦山ダムもあり、鍾乳洞はすぐに見終わってしまったので、そちらにも足を伸ばした。浦山ダムはダムの上部が幅の広い歩道になっており、休息施設や資料館も併設されていた。人里離れた山奥というわけではないからか、auのLTEの圏内だった。

 この浦山ダムはエレベーターで地上(位置的には地下)と結ばれており、地上の出口近くの簡単な資料を見てエレベーターを往復するだけでも楽しめた(ダム上部まで上がれる498段の階段もある)。なによりエレベーターで下った、ダムの底に近い場所は、業務用の冷蔵室に足を踏み入れたのかと勘違いするほど冷えていた。鍾乳洞もかなり涼しかったが、思いがけず涼しい行程が続く一日となった。もっとも、エレベーターで着いた地下施設からの通路は、湿気や空調の関係か終始カビ臭く、「早く出たい」などと思ってしまったのだが……。

浦山ダムの上流、秩父さくら湖と呼ばれているらしい。 ※この写真のみ「GALAXY S III Progre SCL21」で撮影
浦山ダムの上部から秩父方面を望む

 今回、念のためモバイルバッテリーも持参していが、日帰りということでバッテリーの持ちはさほど心配していなかった。というのも、前々回の当コーナーで紹介したクアルコムの省電力化アプリ「Snapdragon BatteryGuru」の効果を実感していたからである。都心ではない場所を訪れるということで、電池の減る速度が予測しづらかったのだが、杞憂に終わったようで、普段とさほど変化はなかった。

 同アプリは、以前紹介した時より何回かアップデートされているが、総合すると、体感で1~2割はバッテリーの持ちが良くなった印象だ。最近になって、普段Wi-Fiを使っている場所でもWi-Fiが(自動的に)オフになったまま、という事例に遭遇したが、基本的にはかなり利口に制御してくれている。各アプリのデータの同期についても、今のところ問題は起こっていない。ほぼお任せの状態で1割程度伸びるなら、試してみる価値はあると思う。

活躍中の「Snapdragon BatteryGuru」