みんなのケータイ

 4月中旬にDIGNO DUALのAndroid 4.1へのメジャーアップデートが始まりました。普段、Android 4.0以降を搭載した他の端末を使っていると、正直、Android 2.3のDIGNO DUALは使いにくく、最近は持ち歩くことが減っていたのですが、4.1になるなら使いやすくなりそうです。アップデートはWi-Fi環境があれば、端末本体だけで行うことができますが、結構長い時間がかかりました。途中、別なことをしながらだったので正確な時間は分かりませんが、端末によっては1時間近くかかるものもありそうです。私のDIGNO DUALは無事、Android 4.1にアップデートできました。

 アップデートされると、画面オンで最初に目にするロック解除画面から変わりました。鍵アイコンのフリックによるロック解除から、単にタッチするだけの方法に変わっています。ショートカットアイコンも、以前は「すぐ文字」と「マナーモード」だったのが、「カメラ」と「すぐ文字」に。マナーモードの切り替えは音量キーの長押し&短押しでするようになりました。

 Android 4.1になったので、ロック解除画面でも、セキュリティロックを利用しなければ、通知パネルを表示させることができます。この通知パネルが、最近の他のDIGNO端末同様みっちりと詰まって、かなり充実したものになりました。通知パネルに日付や時刻、電池残量、設定アイコンが表示されるようになり、ショートカットを貼り付けたり、機能ON/OFFの項目を編集したりできます。また、「付箋メモ」やカレンダーも表示。通知パネル好きとして、これは非常にうれしい変更です。

アップデート後のロック解除画面。鍵アイコンのタッチでロック解除するようになり、ショートカットがカメラとすぐ文字に。「フェイスアンロック」も追加されています
DIGNOシリーズの特徴の1つ、超充実の通知パネルがDIGNO DUALにも。カスタマイズは画面右下の設定アイコンから
通知パネルのカスタマイズ。機能ON/OFFのボタンは追加・削除、位置の移動ができます
電話のダイヤル画面。ダイヤルキーが若干大きくなったようです。画面上部のタブをタッチして、発信履歴と着信履歴を別々に表示できます

 個人的に、DIGNO DUALは電話としてよく使う端末なので、電話アプリの改善もナイスなポイント。発信履歴と着信履歴を個別に表示できるようになり、ダイヤルキーのフォントがブルーになって、ちょっとおしゃれになりました。また、私はPHSしか使わないのであまり利用しないと思いますが、ダイヤル画面にもPHSと3Gの切り替えキーが配置され、モードを変更できるようになっています。電話帳も使いやすいタブ式になりました。

 細かい変更はもっとたくさんありますが、個人的にうれしかった変更部分は以上のような部分。一方で、うーんと思ってしまったのが、以前は入っていなかったAgoopのアプリが複数追加されていたことです。というのも、OSをアップデートするとアプリの更新も当然あるわけですが、メモリの容量が足りませんよ、などといわれて更新できないものがあったのです。そこで不要なアプリはアンインストールしたのですが、このAgoopのアプリたちは、無効にはできてもアンインストールはできない。microSDカードに移動することもできません。

以前にはなかったAgoopのアプリが5つ追加(すでに削除しているアプリもあります)

 先日、ソフトバンクの「ダブルLTE」の発表会で、ヤフーの防災アプリでデータ通信の接続率調査をしたと紹介されていましたが、これらのアプリにも送信情報に「接続情報などの利用環境に関する情報」とありますから、同様に活用されるのでしょう。使えば便利なアプリなのでしょうし、電波の改善にもつながりそうだし、アプリ容量もそれほど大きくないので、メモリ容量が足りなくなったのが、これらのせいだとは思っていないのですが、私個人は使わないアプリになるという予感があるので、どうも釈然としません。Google Playにアクセスさせるショートカットくらいにしておいてほしかったなあ。

Agoopのアプリは無効にはできてもアンインストールは不可。SDカードに移動することもできません
利用規約にも「接続情報などの利用環境に関する情報を取得することがあります」とあったので、このアプリを利用することで、電波状況が改善されていくのでしょう