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ドコモ、回転機構によるFlexスタイルの「P505iS」
P505iS(ベルベティレッド)
NTTドコモは、505iSシリーズ第2弾となるパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末「ムーバP505iS」を11月12日に発売する。
「P505iS」は、オートフォーカス機能を備えた有効画素数128万画素のCCDカメラをキー側ボディ背面に装備し、2.4インチ、QVGA(240×320ドット)サイズで65,536色表示が可能な全透過型TFT液晶のメインディスプレイ、96×25ドット(2行表示)のモノクロSTN液晶のサブディスプレイも搭載する。また、miniSDカードスロットを備えており、パッケージには16MBのminiSDカード(アダプタ付き)が同梱される。
同端末では、ヒンジ部が一般的な折りたたみ端末のような使い方に加えて、回転機構によって端末を閉じた状態でもディスプレイが露出できる「Flexスタイル」が採用されている。通常の折りたたんだ状態で電話着信があった場合、カメラ起動時にズーム操作が行なえる本体右側面のボタンを押すことで通話できる。さらにディスプレイを露出させて折りたたんだ状態(デジカメスタイル)で着信があった場合は、ディスプレイを回転させて、通常の開いた状態にすると通話可能になるように設定できる。なお、ヒンジ部の回転は、折りたたんだ状態から時計回りに180度までとなっているが、折りたたみ機構との併用によって、ディスプレイの角度の設定はかなり自由度が高い。
中央に銀色の決定キー、その周囲に位置する銀色の円形パーツが「ロールナビボタン」
「P504i」以来、薄型化に注力されていたPシリーズのハイエンド端末だが、パナソニックの担当者は「薄型へのニーズがある一方で、画質などカメラへのニーズも高く、それらに応えるためにFlexスタイルを採用した」と語る。
外観だけではなく、操作系で新たに採用された「ロールナビボタン」も特徴的な機能の1つ。ディスプレイ下部のカーソルキーに搭載された銀色の円形キーで、銀の枠に沿ってなぞるように指を動かすことで、画面やメニューのスクロールなどが可能となっている。圧力を感知する方式が採用されているため、単純になぞるだけでは反応せず、ほんのわずかだが力をいれてなぞる必要がある。プリセットされる「BombLink」「くるくるフォトフィール」「P-Face2.1」の3つのiアプリでは、ロールナビボタンによる操作に対応している。
また、多彩な機能が備えられ、操作体系が複雑化することに対応するため、説明書だけで案内するのではなく「使いかたナビ」というメニューが用意されている。こちらで各機能の概要を見て、そのまま設定のON/OFFが可能なほか、調べたいポイントをキーワードや目次から検索できるようにもなっている。
ヒンジ部は、通常の折りたたみ機構に加えて、回転機構を備える
ディスプレイ部の動きはかなり自由度が高い
有効画素数128万画素のAF機能付きCCDカメラ
有効画素数128万画素(記録画素数123万画素)のCCDカメラでは、Flexスタイルによってデジタルカメラのような撮影スタイル「デジカメスタイル」が可能となっており、あらかじめ設定しておけば「デジカメスタイル」にするだけでカメラが起動する。また、先代モデルの「P505i」では、カメラを2つ搭載して自分撮りの際にメインディスプレイが利用できるようになっていたが、今回の「P505iS」では、ディスプレイを回転させることで自分撮りが可能。なお、ディスプレイを回転させると上下逆に表示される場合があるが、「♯」ボタンで画面の反転が可能。
さらに、画像がかすむフレア現象をおさえるというコーティングが施された非球面レンズが採用されている。撮影時の明るさにあわせて、露出を2段階で変更できる機能やホワイトバランスなどを最適化する機能なども用意。
オートフォーカス機能は、撮影を行なう際だけではなく、バーコードやQRコードを読み取れる機能や、メールアドレスやURLなどの印刷された文字を読み取れるOCR機能(テキストリーダー)でも利用可能。接写は約5cmまでとなっている。なお、OCR機能で読み取れる文字は、アルファベット、数字、記号のみ。メールボタンあるいはカメラキーを半押しすることでオートフォーカス機能が作用して、被写体へ手軽に焦点をあわせられるようになっている。
テキストリーダー機能は文字読み取りが可能。記者の名刺で試してみたところ、一回で認識された
接写状態でもメールボタン、あるいは決定ボタンの半押しでオートフォーカスが可能。左の画像に比べれば、焦点の定まり方には驚くかもしれない
カメラ関連では、暗がりの撮影に適したナイトショットモードや肌色を柔らかく表現するという美肌モード、最大20枚の連続撮影機能や最大20倍のデジタルズーム機能が用意されている。さらにフレームレートが5fps、176×144ドットで最大15秒の動画(ASF形式)も撮影可能。撮影した動画は、メール送信はできないが、miniSDカード経由でパソコンに転送して、閲覧できる。ただし閲覧用のソフトウェアはパナソニック モバイルコミュニケーションズから提供される予定。また動画機能では、撮影だけではなく、miniSDカード内のデータを再生できる機能も備えている。こちらは、松下電器製DVDレコーダー「DIGA(DMR-E100H)」のエコノミーモードで録画したテレビ番組などが「P505iS」上で再生できるようになっている。
このほか、ボイスレコーダー機能も利用可能で、同梱の16MBのminiSDカードであれば約55分間の録音が可能。
連続待受け時間は約500時間で、連続通話時間が約145分。大きさは110×50×25mm(高×幅×厚)で、重さが約123g。ボディカラーは、チタニウムシルバー、ベルベティレッド、ベルベティブルーの3色。
左からベルベティブルー、チタニウムシルバー
キー配列
ディスプレイ側背面。ヒンジとサブディスプレイの間にスピーカーがあり、通話時に使用可能
miniSDカードスロットは本体左側面
本体左側面。一番下のキーを長押しするとカメラを一発起動できる
キー側ボディ底部の外部接続コネクタ
完全に開くと、キー側ボディとディスプレイ側ボディが平行に
自分撮りの際は、ディスプレイを反転させる
ディスプレイを露出したままで折りたためば「デジカメスタイル」に
デジカメスタイルでのディスプレイ。この状態にすると、自動的にカメラが起動するように設定可能
P505iSで撮影し、iショット(L)で送信した画像。リンク先は無加工
メインメニュー。ロールナビボタンで操作する場合、時計回りに指をなぞらせるとメニューのフォーカスも右の列から順に左の列へと移動する
「カスタマイズ」メニュー内でロールナビボタンの設定が可能。ただし設定できるのは「速い」あるいは「普通」とスピードに関するものと、ON/OFFのみ
プリセットされたゲーム「BombLink」
BombLinkのプレイ画面。ロールナビボタンで爆弾の向きを変更できる
メール入力画面。予測変換機能を備える
アクセサリー。ボイスレコーダーやバーコードリーダーなどはこちらから選択可能
静止画撮影画面。撮影画像のサイズは、カーソルキー右下のボタンで手軽に変更可能
静止画撮影時のサブメニュー
こちらは動画撮影画面
撮影した動画は端末上でもちろん再生可能。またDIGAで撮影した動画もminiSDカード経由で閲覧できるという
撮影した動画のプロパティ
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URL
ニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew1110.html
ニュースリリース(パナソニック モバイルコミュニケーションズ)
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn031110-2/jn031110-2.html
製品情報(NTTドコモ)
http://505i.nttdocomo.co.jp/product/p505is/
製品情報(パナソニック モバイルコミュニケーションズ)
http://panasonic.jp/mobile/p505is/
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ドコモが505iSシリーズ発表、「D505iS」は10月23日発売
(関口 聖, 津田 啓夢)
2003/11/10 15:18
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ケータイWatch編集部
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