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「格安SIM」が1000万件を突破、総務省がデータ公開
2017年12月22日 17:13
総務省は、2017年度第2四半期(9月末)の電気通信サービスの契約数・シェアなどのデータを公開した。
携帯電話、PHS、BWA(Broadband Wireless Access)の契約数は1億6929万件(前期比+0.6%、前年同期比+2.7%)で、そのうち携帯電話の契約数は1億6534万件(前期比+0.8%、前年同期比+3.4%)となった。
通信方式別の契約数では、4G LTE対応が1億1065万件(前期比+3.6%、前年同期比+17.1%)で、携帯電話の契約数に占める割合は66.9%(前期比+1.8ポイント、前年同期比+7.8ポイント)を占める。3Gが5475万、BWAが5295万(前期比+5.2%、前年同期比+26.9%)、PHSが298万件(前期比-5.7%、前年同期比-19.8%) 。
移動系通信サービスの契約数における事業者別シェア(グループ別)では、NTTドコモが39.5%、NTTドコモ系のMVNOが5.0%、KDDIグループが27.0%、KDDIグループ系のMVNOが2.8%、ソフトバンクグループが23.5%、ソフトバンクグループ系のMVNOが2.2%となった。
「格安SIM」契約数が1000万件を突破
MVNOサービスの契約数は1687万件(前期比+3.1%、前年同期比+18.3%)となった。移動系通信の契約に占める割合は約10%。
契約数が3万件以上のMVNOサービスの区分別契約数では、「格安SIM」と呼ばれるサービスを含むSIMカード型が1012万(前期比+4.9%、前年同期比+33.6%)、通信モジュールが452万件(前期比+3.5%、前年同期比+15.1%)となった。
SIMカード型の契約数における事業者別シェアでは、IIJが最も高く14.1%(前期比-0.2ポイント)、次いでNTTコミュニケーションズが12.3%(前期比-0.2ポイント)、楽天が11.6%(前期比+0.8ポイント)で3位、ケイ・オプティコムが8.7%(前期比+0.5ポイント)で4位、ソニーネットワークコミュニケーションズが5.0%(前期比-0.2ポイント)で5位となった。なお、今回の集計はプラスワン・マーケティングのMVNOサービス「FREETEL」が楽天に買収される前に行われている。
MNOから直接回線の提供をうける一次MVNOサービスの事業者は355者(前期比+24者、前年同期比+81者)となった。また、二次以降のMVNOサービス事業者数は398者(前期比+16者、前年同期比+62者)となった。いずれの数値も、MNOであるMVNOを除いて集計している。