STREAM S ブログの第2回目を私が担当するのですが、結論から申し上げると、使いやすくて非常にいい端末です! ハッキリいってこれはもう女性のための癒し系スマホといってもいいのではないでしょうか。いま端末選びに悩んでいる女性は、一度手にとってみるべきです。そんなわけで、今回は、STREAM Sの印象や操作性についてレポートさせていただきます。
最初に持ったとき、想像以上の軽さにかなり驚きました。割とカッチリしたデザインですし、ディスプレイサイズは約4.7インチなので、決して“小さい”わけではない。ある程度の重さを想像してつかんでみたらふわっとしてるんです。それもそのはず。厚さが6.8mmしかなく、重さはたった約110gなんですね。しかも無駄がそぎ落とされたようなデザインで、佇まいがエレガント。こういう端末、これまでありそうでなかった。薄さや軽さを感じたいので、カバーはつけずあえてそのままで使いたい! それが「STREAM S」の第一印象でした。
「ホーム画面」は、横にフリックすると画面が切り替わるスタンダードなデザイン。ですが、実は複雑な構造は極力避け、誰でも分かりやすいシンプルな構造をしています。
これまで多くの端末は、ホーム画面にわずかなアプリの“ショートカット”が配置され、すべてのアプリを見るには専用のアイコンをタップする必要がありました。その点「STREAM S」はホーム画面にすべてのアプリがまとまっています。あとからインストールしたアプリもすぐホーム画面に配置されるので、どこに行ったかわからなくなることはありません。
最初から必要なアプリがすべてそろっているところもポイント。電話やメール、地図、電卓などのアクセサリはもちろんのこと、天気予報、防災速報、乗り換え検索、音楽、ソーシャル、旅行、グルメ系、さらにはファイルマネージャ、Officeファイル編集アプリなどなど。ビジネスから日常生活に欠かせないアプリが、フォルダに分類された状態で用意されています。
アプリも充実。手に取った瞬間からすぐ活用できる | プリインアプリはフォルダに分類された状態で配置されている | プリインアプリのアイコンもシンプルでおしゃれ |
しかも、長タップで“アンインストール”もできます。いらないアプリをアンインストールしたつもりが、ショートカットを消していただけだったという、ビギナーにありがちな勘違いも防げます。
アプリをフォルダに分類しやすいところも魅力。アイコンを長押ししたまま、何画面も移動させる必要はありません。フォルダそのものに「+」ボタンがついていて、フォルダの近くにないアプリのアイコンも、目的のフォルダに追加しやすくなっています。アプリが増えてくると、こういう配慮はじわじわと効いてくること間違いなしです。
これまで画面を見ていてお気づきになったかと思いますが、全体の発色がソフトなのも魅力の1つです。ホーム画面のデザインとも相まって、見ていて疲れにくい色だと感じたのではないでしょうか。
デフォルト | 寒色系 | 暖色系 |
設定で画面全体の色調を変更できる点もぜひ覚えておいていただきたいところ。暖色系から寒色系までスライダーで調整できるので、目が疲れてきたら暖色系に調整することで、ブルーライト軽減効果も期待できそう。最近はスマートフォンの画面を見る時間が非常に伸びていますから、優しい発色や色調のコントロールは嬉しい配慮といえます。
おまけに、このホーム画面のデザインは、「アクセサリ」フォルダの「テーマ」でまるごと変えられるのです。デザインは用意された6種類から選ぶのですが、プリインアプリのアイコンまで変わるところがポイント。アプリが増えてくると1つの画面にいろんな色が混在します。よく言えば賑やかですが、悪く言えば雰囲気がゴチャゴチャに。フォルダも駆使すれば、「テーマ」で雰囲気を保つことができそうです。
「アクセサリ」フォルダの「テーマ」 | 「Elegant」を適用 | プリインアプリのアイコンも変化 |
設定では、画面のフリック時のエフェクトも選べるので、手に入れたらテーマや色調と合わせてカスタマイズしておくと、自分らしい1台としての愛着が増しそうです。
スマホで映像や音楽などのエンターテインメント系コンテンツを楽しみたい方は、そちらの音質も気になるはず。その点、「STREAM S」は臨場感あるサウンドチューニングで有名な「DTS」をサポートしているので安心。スピーカーは背面に1つですが、ステレオスピーカーかと思うような綺麗なサウンドも楽しめました。音にこだわりたい方は、設定で「DTSモード」をぜひオンにしましょう。
動作はもちろんキビキビです。バッテリーは2000mAh。用途次第ではありますが、1日安心して使えるだけのスタミナがあると感じました。通話は音声も明瞭で聞き取りやすく、操作画面も見やすくシンプルなので、はじめてでも迷うことなく操作できます。
よく連絡をとる特定の相手がいるときは、ホーム画面からサッと連絡できるようカスタマイズも可能。その設定に関しても、あらかじめウィジェットが2つ用意されているところもニクイ。タップして連絡先から指定しておきましょう。これですぐにメールや電話が選択できるようになります。友達、家族、行きつけのお店や美容院などを設定しておくと便利ですね。
ダイヤル画面 | 頻繁に連絡したい相手をホーム画面に貼り付けておける |
ウィジェットからも追加して増やせる | 連絡先を開かなくても、タップすれば連絡しやすくなる |
「STREAM S」はすぐ使えるだけでなく、ちょっとカスタマイズするだけで、より使いやすい端末にすることができます。新しい機能やスペックをどんどん盛っていくのではなく、優しさで勝負している端末だと感じました。
ファーウェイの方によれば、20~30代の男女を想定して作られたとのこと。ですが、これはもっと幅広い層で活用できる端末ではないでしょうか。というのも、ホーム画面には「シンプル」メニューもありますし、ユーザー補助には「大きい文字サイズ」の設定もあります。さらに、タップのタイミングを調整できる「押し続ける時間」という設定もあるのです。これらの設定を使えば、もう少し上の年代の方でもおしゃれに持てると思います。特に、軽くて持ちやすく、キレイで見やすい端末が嫌いな女性はいないはずですから。
スマートフォンの印象なんてあんまり変わらないんじゃないの、と思っている方がいたら、「とにかくいいからこれ持ってみて!」とお伝えしたいですね。
第4回目ではSTREAM Sの注目のカメラ機能についてレポートします。
(すずまり)