特別企画
格安SIM史上最大級のビッグウェーブ到来!
高速通信3GBが半年無料の「DTI SIM」、どう使う?
(2015/12/28)
ドリーム・トレイン・インターネット(以下、DTI)は12月18日から、MVNO型モバイル通信サービス「DTI SIM」の基本料金を「最大半年間無料」にするという、格安SIM史に残る超おトクなキャンペーンを開催中だ。これは利用しない手はない! と考えた筆者は早速DTI SIMをゲットした。
そこで、ここではDTI SIMを使い倒す方法や、キャンペーンをおトクに活用する術を紹介する。2015年9月にスタートしたばかりのDTI SIMと、期間限定キャンペーンの魅力をチェックしていく。
キャンペーンってどれだけおトクになるの?
まずはキャンペーンについて、さらっと押さえよう。キャンペーンは、NTTドコモのLTE/3G回線を利用できるDTI SIMの、高速データ通信量3GBのプランに適用される。データ専用/SMS対応プランなら利用開始月から最大6カ月、音声通話対応プランなら2カ月の間、基本料金とユニバーサルサービス料が無料になるという内容だ。
3GBのデータ専用プランは月額840円、SMS対応プランは990円、音声通話対応プランは1490円なので、それぞれ合計5040円、5940円、2980円(+ユニバーサルサービス料)分、おトクに運用できる計算だ。ただし、初期費用として3000円かかり、SMS通信料と音声通話料は別途発生することはお忘れなく。
キャンペーンは、2016年1月31日までに専用Webページから申し込んだ先着5000名を対象としている。人数を絞っている理由は帯域を維持できるラインが5000人で、この人数であればキャンペーンでユーザーが急増しても通信速度が低下する、いわゆる「パケ詰まり」は起きづらいとのこと。というわけで、早速試してみよう。
安心してください、快適ですよ
まずは気になる速度の調査から。測定場所はJR新宿駅南口付近。朝の通勤ラッシュの時間帯である9時台、格安SIMの弱点とよく言われる、トラフィックが集中しやすい12時台に速度測定を3回ずつ行った。端末はZenFone 2(RAM4GB版)、速度計測アプリは「RBB TODAY SPEED TEST」を使用している。
筆者のメイン端末であるZenFone 2
朝と昼、新宿で速度調査を行った
SIMカードをDTI SIMに挿し替え、APN設定を行ったみたが、とくにつまづくことなくあっさり完了
結果は以下の通り。日本有数の混雑スポットである新宿で測定したにも関わらず、なかなか良い速度が出ている。「爆速」とまではいかないが、通話やLINE、Webブラウジング程度ならまったく問題なく使えた。ただ、少し測定場所を変えるなど些細なことで通信速度がガラリと変わることもあるので、あくまで今回のデータは参考程度のものとして認識してほしい。
速度調査結果
眠っていたスマホが華麗に復活ッ!!
DTI SIMの通信品質がなかなかイケてることがわかったところで、筆者イチオシの使い方を紹介しよう。それは、機種変更などで現役を退いた、眠りについているスマートフォンにDTI SIMを挿し込み、サブ機として活躍してもらうというものだ。
タンスの奥で眠っていた筆者のXperia A。本体端の塗装が剥げたりmicroUSBポート用のキャップが取れてしまったりしているが、まだまだ動く
サブ機にはクラウドを利用したサービス・アプリや、月額課金制でネット上の動画・音楽が見放題・聞き放題になるストリーミングサービス、つまりネットをフル活用するサービスを利用するのに適している。
クラウドで情報を管理していたらメイン端末の通信容量が上限に達してしまうことを防ぐだけでなく、肝心な時に電源が切れて連絡がとれなくなってしまうこともなくなるだろう。また、この運用方法ならサブ機に挿し込むDTI SIMはデータ専用もしくはSMS対応プランで済むため、半年無料で使えるのもポイント。
もはやレアな存在になりつつあるが、初代のPlayStation VitaもSIMカードに対応している(LTE非対応)。試しに使ってみるのもいいかも?
DTI SIM用のサブ機に入れておきたいアプリ・サービスはこれだ!
サブ機で使いたいアプリとして真っ先にあげたいものといえば、有名な写真・動画用クラウドサービス「Googleフォト」だ。容量無制限で利用できるうえ、クラウド上のコンテンツを自動で整理してくれるので利便性がすこぶる高い。が、重宝しているうちに通信量を圧迫していた、なんてことになりかねないので、DTI SIMを活用しまくろう。デジタルカメラとサブ機でWi-Fi連携し、外出先でも旅の記録をGoogleフォトにアップロードする使い方でも役立ちそうだ。
Googleフォトは写真管理には欠かせないが、通信量には気をつかっちゃうもの
Wi-Fiでカメラとサブ機をつないで写真転送したうえで、GoogleフォトやSNSにアップロードするのも便利だ
続いて動画・音楽アプリ。さまざまなアプリがある中、今回は「Amazonビデオ」と「Amazon Music with Prime Music」を試した。同アプリ内ではAmazonで購入したデジタルデータの動画や音楽をクラウド上から再生でき、プライム会員なら無料利用が可能な動画配信サービス「Amazonプライム・ビデオ」と音楽配信サービス「Prime Music」も使えるからだ。両アプリともコンテンツをデバイス内にダウンロードしておける機能があるのもメリットで、外出時のネット利用の頻度を最小限に抑えられる。
だんだんラインナップが充実してきたAmazonプライム・ビデオ
Prime Musicはやや品揃えが寂しいが、実質無料なら許せちゃうレベル
とはいえ、外出先で急に見たくなることもある。Amazonビデオアプリの説明によると、標準画質なら1GB分のデータ通信で120分再生できるとのこと。DTI SIMの3GBなら毎月最大360分、6時間も楽しめる計算となる。もちろん動画再生以外にもネットを使うだろうから6時間フルに視聴できないとは思うが、それでも長時間の視聴が可能だ。外出時の空いた時間に、サブ機で気になる番組をちょっと視聴し、続きは自宅のPCやテレビで楽しむ賢い使い方もオススメだ。
途中で観るのを止めても、いつでもその続きを再生できる
筆者の場合は1話3分半程度で終わり、スキマ時間の視聴に最適ということもあり、「ヤマノススメ」シーズン1を観ている。おかげで心はいつも穏やか
一方、音楽は動画ほどデータ量が重くないので、そこまでシビアに時間管理しなくてもゆるーく楽しめるのがうれしい。とはいえ、さすがに毎日ストリーミング再生しっぱなしだと通信量が厳しくなるので、ヘビーローテーションで聴きまくる楽曲だけは、あらかじめWi-Fi環境でダウンロードしておきたい。
Amazonで購入した楽曲データもストリーミング再生に対応している
「Ingress」のように、通信量だけでなくバッテリー消費の激しいゲームやアプリをサブ機に使わせるというのもスマートな使い方
業界最安クラスのおトクな料金プラン! とりあえず契約しちゃおう!
ここまでサブ機を運用する話をしてきたが、メイン端末にDTI SIMを使用するのもオススメ。先述の通り音声通話対応プランも用意されているし、通話はLINEなどで済ませているという人はSMS対応プランを利用してもよいと思う。
よくあるMVNOでは、データ専用プランだと解約料はかからないが、音声通話対応プランでは最低利用期間内に解約すると解約料がかかる。DTI SIMも同様の仕組みだが、キャンペーン期間内に限り、解約料9800円が不要となる。これだけでも、導入してみる価値は十二分にあるといえる。
本来の料金プランも業界最安クラスで、一番安い1GBのデータプラン専用プランなら月額600円だし、一番高い10GBの音声通話対応プランでも2900円だ。高速データ通信量は1/3/5/10GBのタイプから選べる。
DTI SIMのページより(http://dream.jp/mb/sim/)
※一度に大量のデータを送受する通信が一定期間継続した場合などは通信が制御される場合があります。詳しくはこちらをご覧ください
もう使っていないスマートフォンをサブ機として使い道を見出すもよし、メイン端末用のSIMとして利用してみたりと、キャンペーン期間をフル活用してDTI SIMを使い込んでほしい。
(Reporetd by 藤縄優佑)
関連情報
- 「DTI SIM」サービスサイト
- http://dream.jp/mb/sim/
- 「半年タダお試し! キャンペーン」特設サイト
- https://secure.dream.jp/sim/cp_sim3gb_01/
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