安さとサービスのバランスが人気の「BIGLOBE LTE・3G」

もはや超おなじみのモバイルインターネット接続サービス「BIGLOBE LTE・3G」 。NTTドコモ回線を使ったMVNOサービスだ。利用料金も最安クラスで人気集中のポイントとなっている。「BIGLOBE LTE・3G」は、Xi・FOMAエリア(LTE・3G)対応のSIMカード(UIMカード)を非常に安価にて使えるデータ通信サービスなんですな。

たとえば「BIGLOBE LTE・3G」の「エントリープラン」を使えば、月額933円でSIMカード1枚を使える。このSIMカードをドコモのスマートフォンやモバイルルータ、あるいはSIMロックフリー(SIMフリー)端末に挿せば、通信速度150Mbps/50Mbps(*2)の通信回線で1GB/月までの容量の通信を行えるようになる。これは、結構スゴいことですぞ。各社がさまざまなプランを展開しているが、月額1000円以下となると、通信容量は500MB~600MBあたりが中心のものが多い。もしくは1日の通信容量が決まっており、月の合計が1GBを超えるプランもあるが、日によっては通信容量が多めになるときもあるはず。

こういった料金プランが魅力で既に多数のユーザーがいる「BIGLOBE LTE・3G」なのだが、この人気は単に「安いから」というだけではない。じつはサービス面も非常に充実しているのだ。たとえば「BIGLOBE LTE・3G」契約者は、追加料金一切不要で全国各地の「Wi-Fiスポット」を利用できる。

かくいう俺も「BIGLOBE LTE・3G」ユーザーのひとり。毎月の利用料金も抑えられて、外出先でも高速かつ快適にネットを利用しているのだ

前述の「エントリープラン」は、月間の通信容量は1GBだが、全国の「Wi-Fiスポット」でWi-Fi接続してネットを利用できるので、この1GBという容量でもけっこー余裕をもってネット接続できたりするのだ。

また、「Wi-Fiスポット」エリア内で効率良くWi-Fiへ接続できる「オートコネクト」アプリも利用可能。この「オートコネクト」は、強い電波を発しているWi-Fiスポットを探しに行き、優先的に接続してくれるというスグレモノなのだ。だから、「Wi-Fiスポット」の位置や接続手順などを気にせず、1GBという容量を活かしながら各地の「Wi-Fiスポット」も併用してネットを使える。

結果、933円の格安プランでも、多くのシチュエーションで充実したネット接続が可能なのだ。こういった価格の安さとサービスの充実度のバランスの良さがあるゆえ、「BIGLOBE LTE・3G」が多くのユーザーに愛用されてるんですな。

LTE・3G回線とWi-Fiを自動的に切り替えてくれる、BIGLOBEのAndroid™アプリ「オートコネクト」。BIGLOBEのWi-Fiスポットであれば、IDやパスワードの登録も不要で効率良く接続できる。Wi-Fi環境をうまく使いこなせば、LTE・3Gの容量も節約できて便利だ

またもやサービス強化&充実の「BIGLOBE LTE・3G」!!

実用性と料金の安さを兼ね備えた「BIGLOBE LTE・3G」だが、季節が変わるごとに大変化って感じで、現在も着々とサービスが強化され充実度が高まっていっている。たとえば最近始まった「Wi-Fiほぼスマホ」。「BIGLOBE LTE・3G」とスマートフォン(シャープ製AQUOS PHONE SH90B)と「Wi-Fiスポット」を組み合わせたサービスで、月額2809円から使える。

しかも、「BIGLOBEフォン・モバイル」(最大12カ月無料)も使えるので、050電話番号が付与されるIP電話が使えることになる。通話ができて、モバイルデータ通信ができて、Wi-Fiスポットも利用できて、月額2809円から。その名のとおり「ほぼスマートフォンと同じことができる」のにこの月額。安いのにスゲく充実したサービス内容になってるんですな。

また、「BIGLOBE LTE・3G」にSMSオプションが追加され、各SIMカードでSMSを使えるようになった。ので、LINEやGREEやmobageなどのSMS認証が必要なサービスも問題無くアカウント開設できる。

それから「BIGLOBE LTE・3G」でnanoSIMカードも利用できるようになった。ので、ドコモ版iPhoneやSIMロックフリーiPhone/iPadなどでも安価にデータ通信できるようになったわけですな。

nanoSIMカードも利用できるので、SIMフリー版の端末があれば快適で格安なデータ通信が可能。また、SMSオプション(120円/月)の利用も可能
取材で地方へ行くときなどは、エリアの広いLTE/3Gを使えるのはかなり快適

さらに、「BIGLOBE LTE・3G」ユーザーなら無料で使える「Wi-Fiスポット」(前述)のエリアも拡充。マクドナルドや東海道新幹線(東京~新大阪間 N700系車内)もエリアに含まれるようになったので、モバイルでのより高速&快適なネット利用が可能になった。

てな感じで「これでもか!! これでもか!!」的にサービス強化&充実が進められている「BIGLOBE LTE・3G」。以下、改めて「BIGLOBE LTE・3G」とはどんなサービスなのかを見ていこう。

各プランは縛りナシ♪ 端末オプションも充実!!

まずは「BIGLOBE LTE・3G」の選び方から。「料金プラン」は全部で4種類あって、それぞれ、月間通信容量1GB・月額933円の「エントリープラン」、月間通信容量2GB・月額1505円の「ライトSプラン」、月間通信容量3GB・月額2838円の「ライトMプラン」、月間通信容量7GB・月額3790円の「スタンダードプラン」がある。

どのプランでも、nanoSIMカード、microSIMカード、標準SIMカードが使える。また、「スタンダードプラン」の場合は料金内で最大3枚までSIMを使える。各プランとも通信速度は最大150Mbps/50Mbps(*2)となる。

(*1) 別途、初期費用3000円とSIM1枚につきユニバーサルサービス料3円/月がかかります。
(*2) 規格上の最大通信速度です。ご利用エリアによって最大通信速度が変わります。なお最大通信速度はお客さまのご利用機器、電波の状況、回線の混雑状況、利用される場所などにより低下します。
(*3) データ通信量が月間総量基準値を超える場合、通信速度を送受信最大128kbpsに制限します。
※ 表示金額は、すべて税抜表示となっています。別途、ご利用時点での消費税率に基づく消費税がかかります。

で、これらプランのなかから、自分が必要な容量やSIM枚数などを考えて、ひとつを選ぶ。ちなみに、これらプランは「〇カ月縛り」といった制限はない。ので、ユーザーの先々の状況が変わっても「ミョーに高い解約料がかかる」ようなことがなく、気軽&安心して使っていける。

自分に合ったプランを決めたら、今度は「端末オプション」を選ぶ。各種アシストパックにより、スマートフォンやタブレット、モバイルルータなどの端末をSIMと同時にゲットできるというものですな。「SIMカードだけでいい」という人は、「端末オプション」の契約をナシにすればいい。

具体的な「端末オプション」は3種類用意されていて、それぞれ「Wi-Fiほぼスマホ」「Aterm MR03LN」「Nexus 7 (2013)」がある。どの端末にも「BIGLOBE LTE・3G」のSIMカードを挿してネット接続できる。

それぞれ簡単に説明すると、「Wi-Fiほぼスマホ」はシャープ製AQUOS PHONE SH90BとSIMカードおよび「Wi-Fiスポット」のセット。SIMカードの月額料金に加え、1876円/月(2年間・契約解除料あり)の追加料金で使える。IP電話サービスの「BIGLOBEフォン・モバイル」も最大12カ月基本料無料(通常300円/月)で使えるので、その名のとおり「ほぼスマートフォンと同様の感覚で使い始められるパッケージ」となっている。ちなみにこの端末、“2日間使える”とのふれこみで、Qi充電にも対応しているのでかなり快適っす♪

4.8インチTFT(IGZO)液晶ディスプレイ、2600mAhの大容量バッテリーを搭載する「Wi-Fiほぼスマホ」。本体上部の電源ボタン横にmicroSIMカード・microSDカードスロット。ワイヤレス給電規格「Qi(チー)」にも対応している

それから「Aterm MR03LN」。NECアクセステクニカのモバイルルータ「Aterm MR03LN(クレードルセット)」とSIMカードと「Wi-Fiスポット」のセット。933円/月(2年間・契約解除料あり)の追加料金で使える。とにかく安くモバイルルータを使い始めたいって人にオススメな感じ。モバイルルータの「Aterm MR03LN」は、Wi-Fiテザリングのほか、最大約24時間使える省電力なBluetoothテザリングにも対応している最新鋭の製品。UIが扱いやすかったり、電池パックが交換できたりと、運用面での実用性にも抜け目がないですな~。

SIMフリーのモバイルルータ「Aterm MR03LN」クレードルセット。LTEモバイルルータとして業界初となるBluetoothテザリング機能を搭載。クレードルにセットすると、自動的に横画面表示に切り替わる

そして「Nexus 7 (2013)」。ご存知ド定番の7インチタブレットとSIMカードと「Wi-Fiスポット」のセット。5月6日までの特典により1533円/月(2年間・契約解除料あり)の追加料金で使える。特典なしだと1876円の追加料金なので、かなり値下げされてますな。Androidタブレット使ってみたい~、というならこのセットがイイっすね。

月額933円のエントリープラン+SMSオプションで活用♪

ところで、「BIGLOBE LTE・3G」を使い始めるとき、いちばん迷うのが「料金プラン」だと思う。4種類の「料金プラン」のどれを選ぼうかな~、と。

もちろん目的や用途に応じて選べばいいんですけど、俺的に超注目しちゃう「料金プラン」は月額933円の「エントリープラン」。これに「SMSオプション」(月額120円)を付加するというものだ。この組合せは、かな~り活用幅が広いんじゃないかな~、と思う。

まず月額933円の「エントリープラン」。容量(月間総量基準値上限)1GBだが、家でも外出先でも動画をガンガン見つつアプリをビシバシとダウンロード、みたいな使い方をしなければ、1GBでも使いでがありますよ~。また、1GBをオーバーしても、通信ができなくなるわけではなくて、通信速度が最大の150Mbps/50Mbpsから128kbpsに抑えられるだけ。この速度でも、メールやSNS、あるいはテキスト主体のウェブサイトならさほどストレスなく使える。

あと、「BIGLOBE LTE・3G」はどの料金プランでも全国の「Wi-Fiスポット」を追加料金不要で利用できるのは前述のとおり。容量1GBのプランでも、「Wi-Fiスポット」をうまく活用すれば十分実用的&快適にネット利用できるだろう。

先日購入したiPhone5sをエントリープラン+SMSオプションで利用中♪ 通信量が大きめのアプリなどはWi-Fi環境をうまく使えば、本当に格安で便利なプランですぞ

でも、どうしても容量が足りないという場合もあるかと思う。その場合は容量を100MB単位(100MBで300円/1GBまで)で追加購入できる「ボリュームチャージ」を利用するという手がある。まあ、頻繁に「ボリュームチャージ」を使うようになったら、料金プラン変更を考えたほうがお得だったりしますけどネ。

それから、SMS対応という点。SMS対応のSIMだと、MVNOのSIMでアリガチな「アンテナピクト問題」や「セルスタンバイ問題」を回避できる可能性が非常に高くなる。これらの問題は、通信ができているのに圏外表示になっちゃったり、LTEでの高速データ通信ができなかったり、端末が圏外だと思い込んで電波を探しに行きまくって電池の消耗が激しくなったりするというもの。快適にも使えないし、端末の本来の性能を活かせない。が、「BIGLOBE LTE・3G」ならこれを回避できる可能性が非常に高いヨ、と。

それから、これは必要に応じてではあるが、SMS対応なので実際にSMSを送受信できるという点。ネット系サービスの会員登録やある種の認証において、認証コードがSMSで送られてくることがある。たとえばLINEやGREEやmobageの登録なんかがそうですな。あるいは、iPhoneやiPadなど複数のiOS端末でiCloudキーチェーンを使う場合、設定時にSMSでパスコードを受け取る必要がある。

こういった認証を行いたい場合、スマートフォンなどの端末でSMSを受信できる必要がある。が、「BIGLOBE LTE・3G」の場合、SMS対応のSIMを使える。ので、MVNOのSIMサービスだからといって、別途端末を用意する必要はナイのだ。「BIGLOBE LTE・3G」の「SMSオプション」付きSIMだけでデキちゃう♪

まあ、「SMSオプション」を付加するには月額120円かかりますけどネ。でも、そうすれば「BIGLOBE LTE・3G」のSIMだけでイロイロ解決!! 料金は月額933円の「エントリープラン」と合わせて1053円。やっぱり安い~超安い~♪ のである。

ちなみに、既に「BIGLOBE LTE・3G」を使っている人が「SMSオプション」を付加するには、SIMカードの種別変更が必要となる。SMSを使うためには、従来のSIMからSMS対応のSIMへと物理的に交換する必要があるんですな。

SIMカードの種別変更は、通常なら3000円かかる。のだが、5月6日まではキャンペーンが実施されており、料金は900円となる。また、2月3日~5月6日の間にイオンやAmazon経由で「BIGLOBE LTE・3G」サービスを購入した場合、料金は900円ではなくて無料となる。

さらに、3月31日までイオン店舗では初期費用として「はじめまセット」が1886円(通常3000円)となる特典も用意されている。こういうトコロでもサービス精神旺盛っていうかかゆいところに手が届くところも、「BIGLOBE LTE・3G」の人気の秘密かもしれない。

てな感じで現在もなおサービス強化&充実中の「BIGLOBE LTE・3G」。スマートフォンやタブレット、モバイルルータを安く快適に使うにおいて、ナイスな要素を多々備えたサービスなので、「そろそろMVNOのSIMでネットにかかるお金を抑えたいな~」と考えている人はぜひともジックリとチェックしてみて欲しい。