2007年のケータイ of the Yearは 「P905i」
「ケータイ Watch」では、2007年に国内で発売された携帯電話・PHSの中から、読者の皆様のご投票でNO.1のケータイを決定する「読者が選ぶ ケータイ of the Year 2007」を開催いたしました。12月20日~25日の6日間に渡って行なわれた投票では、「携帯電話部門」に合計2,413票、「スマートフォン部門」に合計1,376票の投票をいただきました。ご協力ありがとうございました。ここに人気投票の結果を発表いたします。
■「携帯電話部門」 1位は話題の機種に
1位を獲得した「P905i」
2007年、読者投票で1位に選ばれたのは、NTTドコモのパナソニック モバイル製端末「P905i」です。得票数は423票で全体の17.53%を占め、2位に倍近い得票数の差をつけて堂々の1位を獲得しました。昨年1位を獲得した「905SH」「W41CA」は1年を通して人気を獲得した端末だったこと考えると、11月28日発売で秋冬モデルとして投入された「P905i」は、端末の斬新なギミックが大きなインパクトを与えたことが予想されます。905iシリーズ全体としても、薄型化や高機能化が進み、一斉に発売されて店頭を賑わせました。
2位はau design projectの端末「INFOBAR 2」です。得票数は218票で、全体に占める割合は9.03%でした。人気を博したストレート型端末「INFOBAR」のセカンドモデルとして発売され、デザインや機能を今の技術で作り込んだユーザー待望のストレート型モデルです。
3位には、NTTドコモの「D905i」「F905i」の2機種がランクインしました。得票数は113票で同一ですが、「D905i」は女性から最多得票(21票)を獲得するなど、支持するユーザー層は異なる結果となっています。
5位はソフトバンクモバイルのAQUOSケータイ最新モデル「920SH」で、前モデルにあたる「912SH」も6位に続いています。
キャリア別にみると、トップ10ではドコモが4機種、auが3機種、ソフトバンクが3機種という内訳です。ドコモはランキング対象のトップ30で9機種がランクインしていますが、このうち7機種が905iシリーズとなり、同シリーズが高い人気を獲得している様子が窺えます。ソフトバンクは、定番になりつつあるAQUOSケータイやユニークな充電台が話題の“シャア専用ケータイ”などが上位にランクインし、auはデザインやカメラ機能など大きな特徴を備えたモデルが人気を集めました。
2007年は、ウィルコム、au、NTTドコモと各キャリアから相次いで新しい販売方法や料金プランが導入されました。ランキング上位で人気の905iシリーズは新しい販売方法とセットで発売されましたが、人気投票では多くの支持を集めました。2008年は新たな販売方法の定着が見込まれるとともに、ユーザーのニーズに応じたバリエーション豊かな端末ラインナップに期待がかかります。
【投票結果:携帯電話部門】
■「スマートフォン部門」 1位は“アドエス”に
Advanced/W-ZERO3[es]
「スマートフォン部門」では、ウィルコムのシャープ製端末「Advanced/W-ZERO3[es]」が1位を獲得しました。ウィルコムがスマートフォンとして積極的に展開するモデルで、昨年のW-ZERO3[es]に続き高い支持を得ています。
このほか、音声通話をサポートしていないものの、高機能なイー・モバイルの端末「EM・ONE」が2位にランクインし、ソフトバンクの高機能なスマートフォン「X01T」が3位となりました。
2007年は一般ユーザーでも普通に購入できる端末がそろい、HTCが新たにメーカーブランドで端末の販売を開始するなど、ユーザーの選択肢が広がりました。iPhoneなど大きな話題を呼ぶ端末が海外で登場し、スマートフォンというカテゴリそのものも、大きく注目された年になったのではないでしょうか。2008年は料金プランなどスマートフォン向けサービスの充実にも期待がかかります。
【投票結果:スマートフォン部門】
2007年の「読者が選ぶ ケータイ of the Year」はいかがでしたでしょうか? 投票にご協力いただき、ありがとうございました。
2007/12/27
|