レビュー

「ZTE BLADE V8」ミニレビュー(編集部石井)

使いこなしたくなる充実のカメラ

 ZTEの「BLADE V8」は、デュアルレンズのメインカメラや5.2インチのディスプレイを搭載するSIMロックフリーのAndroidスマートフォンだ。価格は3万4800円(税抜)で、5月25日に発売された。「ケータイ Watch」編集部スタッフそれぞれの視点から「BLADE V8」をご紹介する。

編集部・石井

 3万円台のSIMフリースマホに個性的な機種が増えてきた。この「BLADE V8」のウリは充実のカメラ機能だ。デュアルカメラ構成のメインカメラでは、フォーカスやボケ具合を撮影後に修正できる。“フォトジェニック”な写真を撮る時に使いたい機能だ。

ぼかしすぎると縁にやや違和感がでるが、十分実用的だ
自撮りライトも不要な明るいLEDフラッシュ搭載

 もうひとつの特徴がインカメラ。1300万画素で白色LEDのフラッシュ機能を搭載。LEDフラッシュは撮影中は常時点灯で7段階で輝度を調整できるなど、ミドルレンジモデルとは思えない力の入れよう。肌荒れを隠してくれる「美顔加工」モードも、不自然にならないよう調整されている。

 また、マニュアルモードには、よくできてるなと感心した。シャッタースピードやISO感度、ホワイトバランス、撮影タイマーなどの項目が並ぶ。必要な項目を素早く変更し、その結果を画面で確認しながら撮影できる。初心者でも親しみやすいが、幅広く設定できる優れたユーザーインターフェースだと感じた。カメラの実力は、価格以上。楽しく撮っているうちに自然と使いこなせそうだ。

マニュアルモードを使っていれば、カメラを操る感覚が自然と身につきそう