ニュース

TOCOL、スマホで観察・撮影できる光学35倍天体望遠鏡・25倍偏光顕微鏡

 自然科学の学習教材を手がけるTOCOLは、学習教材シリーズ「Artctraft」の新製品として、スマートフォンを取り付けて使うカートン組み立て式の望遠鏡「スマホ天体望遠鏡PANDA」を発売した。価格は5400円(税込)。同団体に参画する出版社リリスにより、全国の書店などで販売される。

 「スマホ天体望遠鏡PANDA」は、紙製の組み立て式天体望遠鏡。接眼部にスマートフォンを取り付け、カメラアプリを使ってスマホの画面で観察する。口径は40mm、光学倍率は35倍。スマートフォンのカメラに最適化されているため、最大倍率でも高精細で観察できる。デジタルズームを併用することで、最大140倍まで拡大可能。太陽観察用の投影板が付属する。

 また、接眼部は単体で、スマートフォンで観察できる2群4枚の25倍顕微鏡になる。スマートフォンの前面カメラの上に接眼レンズを置き、その上に観察物を設置して、スマートフォンの画面上で観察できる。偏光フィルタも付属し、偏光顕微鏡としても利用できる。

 設置できるスマートフォンのサイズに制限はないが、約6インチ以上の端末を利用する際は、ユーザーが支えるような形となる。本体サイズは約236×180×32mm。400g程度紙製で絵の具などで塗装できる。内容物は本体、接眼レンズ2個、対物レンズ1個、太陽投影板。三脚は付属しない。

石井 徹