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ピクセラがLTE USBドングル販売へ、イスラエルのモデムベンダーと協業

 ピクセラは、イスラエルのモデムベンダーであるAltair Semiconductorと覚書(MOU)を締結した。AltairはLTEに特化したベンダーで、日本国内においてAltair製LTEモデムを搭載した通信機器やIoT機器の開発・拡販で協力する。

 Altairは、2005年、Texas Instruments出身の技術者やマーケティング担当者によって設立され、イスラエルに本拠を置く企業。LTEに特化する形でモデムチップを提供している。ピクセラでは、Altair製のチップセット「FourGee-3800(LTEカテゴリー4対応、下り最大150Mbps)」を搭載する、低価格なUSBドングルを開発、拡販する。

 また、LTEカテゴリー1対応、下り最大10Mbpsというスペックの「FourGee-1160」を搭載するIoT向け機器を開発する。この製品では、低消費電力(待機時に5μA以下)で、電池駆動をサポート、小型で低価格というもの。またモデム内のCPUを利用する形でソフトウェアをを組み込み、外部のCPUを使わないIoT機器を実現する。現状では、LTE対応の通信モジュールや温度/湿度/照度センサー、防災用セットトップボックスといった製品が想定されている。

関口 聖