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2年ぶりの新モデル、MIL規格対応の「キッズケータイ HW-01G」

 「キッズケータイ HW-01G」(ファーウェイ製)は、NTTドコモの2014年冬モデルとして登場する、“防犯”にフォーカスした子供向けの携帯電話。発売は11月上旬、販売価格は1万円台半ばを予定している。

 2012年9月に登場した「キッズケータイ HW-01D」以来、約2年ぶりにリリースされる新モデルとなる。今回のモデルではIPX5/7、IP5Xの防水・防塵に加え、「GALAXY S5 Active」と並んで、米国防総省の納品用規格であるMIL規格(MILスペック、MIL-STD-810G)に準拠した耐衝撃仕様も備えた。

 キーズケータイの電池残量が残り少なくなった時に、あらかじめ指定した端末にSMSで通知する「電池アラーム通知機能」を新たに追加。キッズケータイの場所を探せる「いますぐ検索」、電源オフ時にその時の場所をSMSで知らせる「電源OFF検索」なども引き続き使用できる。

 その他の仕様は従来モデルから大きな変更はない。従来機種のユーザーに好評だった、小さく、軽いという特徴を踏襲し、フィーチャーフォンのテンキーを省いたような筐体デザイン。4件まで連絡先に電話したり、SMSを送れるショートカットダイヤル的な機能も、本体にあるボタンをワンタッチするだけで利用できる。

 機能面では最大10件までの連絡先を電話帳に登録でき、電話がかかってきた場合は、自動的にハンズフリーで応答するか、あるいは伝言メモへ録音することができる。通話やSMSも利用可能だが、iモードには非対応。

 大音量の防犯ブザーも引き続き搭載し、ブザーを鳴らした際にその場所を親に通知する「ブザー検索」機能もこれまで通り利用できる。ただし、従来モデルではブザーを鳴動させようとした際にスイッチに取り付けたストラップが切れるといったトラブルもあったことから、スイッチ部分を従来モデルに比べて力を掛けやすい形状とし、オンにしやすくした。

 大きさは約89×49×16.8mm、重さは約89g。バッテリー容量は900mAhで、約530時間の連続待受、約240分の連続通話が可能。約2インチ、QVGAサイズのタッチ非対応のディスプレイを備える。ボディカラーはイエロー、ブルー、ピンクの3種類。

関口 聖

日沼諭史