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8.4インチ有機EL搭載、キーボード同梱の「GALAXY Tab S 8.4 SC-03G」
(2014/9/30 11:51)
NTTドコモは2014年冬モデルとしてラインナップする「GALAXY Tab S 8.4 SC-03G」は、サムスン電子製のAndroidタブレット。12月中旬に発売される予定。実質価格は2万円台前半になる見込み。
「GALAXY Tab S 8.4 SC-03G」は、有機ELディスプレイ「Super AMOLED」を搭載し、LTEの高速通信にも対応したタブレット。すでにメーカーのサムスン電子からはWi-Fi版が発売されているが、ドコモではLTE版をラインナップに加えた上で、Bluetoothキーボードをパッケージに同梱して販売する。
同梱のBluetoothキーボードはサムスン純正のGALAXY Tab S 8.4専用の製品。使用時にBluetoothキーボードでGALAXY Tab S 8.4を立てることができ、収納時にはGALAXY Tab S 8.4と一体化し、外れないようにロックをかけることもできる。画面を横にして立てるとノートパソコンのようなスタイルになるが、ヒンジはなく、キーボード側にあるミゾにGALAXY Tab S 8.4を差し込むような形で固定するので、角度の調整はできないが、画面を縦にして立てることもできる。
Bluetoothキーボードはそれ自体が動作するためのバッテリーを内蔵していて、microUSBで充電する。キーボードのキーピッチは15.1mm、キーストロークは1.5mmでUS配列となっている。キーボードの大きさは187.9×78×7.5mmで重さ253g(予定)。
音声通話には対応しないが、近くにあるGALAXYシリーズのスマートフォンをリモート操作する「Side Sync」機能を使うことで、間接的に通話などが行なえる。ドコモメールなどドコモのサービスも利用できる。このほか、マルチウィンドウなどの機能にも対応している。
グローバルモデルをベースとしていて、デザインや重量はグローバルモデルと同等だが、NTTドコモ版では日本独自の機能として、ワンセグとフルセグにも対応している。ただしワンセグ・フルセグ視聴時には、同梱のアンテナケーブルを接続する必要がある。
発売中のWi-Fi版ではオクタコアのチップセットが使われているが、NTTドコモ版ではLTEに対応するクアルコム製のチップセットを搭載する。
主な仕様
ディスプレイは約8.4インチの有機EL。解像度は2560×1600ドット(WQXGA)、359ppiで、比率は16:10となっている。色再現性は、Adobe RGBの色域の94%をカバーしている。
チップセットはクアルコムの「MSM8974」で、2.3GHz駆動のクアッドコア。メモリは3GB、ストレージは32GB。OSはAndroid 4.4。
メインカメラは800万画素、インカメラは210万画素。SIMカードサイズはドコモmini UIMカード(Micro SIMカード)。
LTEの通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbps。LTE(Xi)は2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHzの4つを、W-CDMA(FOMA)は2GHz/800MHz/新800MHzの3つの周波数帯をサポートする。LTEの国際ローミングに対応。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac。LTEとWi-Fiの同時接続による高速ダウンロードが可能。
端末単体でハイレゾ音源の再生をサポートしており、ヘッドホンなどを用意することでハイレゾ音源の再生を楽しめる。GSM、GPS、Bluetooth 4.1に対応する。
なお、おサイフケータイ、NFC、NOTTV、赤外線通信、防水、防塵、DLNA/DTCP-IP/DTCP+、急速充電2には対応しない。
バッテリー容量は4900mAhで、取り外しできない。
大きさは約213×126×6.6mmで、重さは約298g。ボディカラーはTitanium Bronzeの1種類。
【お詫びと訂正 2014/9/30 18:47】
記事初出時、Bluetoothのバージョンと急速充電2に対する表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。