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サムスン、GALAXY Tab Sをフラワーアレンジとともに披露
高画質な有機ELをアピール
(2014/7/31 16:50)
サムスン電子は、日本で8月1日から発売するWi-Fi版のAndroidタブレット「GALAXY Tab S」2モデルについて、コンセプトや特徴を披露する発表会を開催した。会場はフラワーアーティストのニコライ・バーグマンとコラボレーションし、ステージには50種類、約2万本の生花を使ったウォールが飾られたほか、生花にも引けをとらない高品質な発色やコントラスト比のディスプレイとして、花の写真を表示した「GALAXY Tab S」も一緒に飾られていた。
コンテンツを見るツールはパソコンからタブレットに
冒頭に登壇したサムスン電子ジャパン 無線事業本部 営業Teamの荒井清和氏は、日本のタブレット市場が3400億円規模で、そのうち64%がWi-Fiモデルになると予想されているデータを紹介し、「コンテンツを見るツールはパソコンからタブレットになってきている」と指摘。「すべてがプレミアムなGALAXY Tab Sを、自信を持ってお届けしたい」とアピールした。
すでに、ニューヨークでの発表や日本展開の発表時に案内されているように、発表会ではコンセプトや特徴としてディスプレイやボディデザイン、軽さ、SideSyncといった機能などが解説された。
また、ステージにはフラワーアーティストのニコライ・バーグマン、タレント・女優の西山茉希が登場し、それぞれトークセッションが開催された。ふたりとも抜群の発色やコントラスト比を誇る大型の有機ELディスプレイに感動した様子で、「クライアントへのプレゼンテーションに使いたい」(ニコライ・バーグマン)といったビジネスシーンでの意見や、「自分の撮った写真を見てみたが、見ている時のテンションが全然違う。写真が下手だということに気がついて(笑)、反省した」(西山茉希)などと、それぞれの感想を語った。
プレミアムな性能に対して高く感じるかどうか
発表会では、サムスン電子ジャパン 専務の石井圭介氏が囲み取材に応じた。石井氏は、「GALAXY Tab S」のこのタイミングで日本に投入する点について、屋外でも見やすく、レジャーの季節の前のこの時期がふさわしいとした。SIMカード対応モデルを投入する意向については、コメントを控えたが、さまざまな検討をしていると回答した。
10.5インチ、8.4インチの2つのモデルの比率については、当初は5:5もしくは、10.5インチモデルのほうが売れると予想していたものの、8月1日の発売日を控えた現在、予約状況や販売店の反応を鑑みると、「8.4インチと10.5インチは、6:4ぐらいになりそう」という予想を明らかにしている。
販売経路は量販店内にオープンしている「GALAXY SHOP」での取り扱いが基本。これにはこだわりがあるようで、安易に販路の拡大はしない方針を示している。石井氏によれば、10.5インチや8.4インチのタブレットについて、その使い方や新しい体験をしっかりと説明して販売し、市場を作りながら、市場の拡大につなげていくという。こうしたことから、しっかりと説明できるスタッフを揃えた「GALAXY SHOP」を販売の中心に据えている。
また価格についても、「安い端末ではない」と認めており、プレミアムな性能を有するモデルという位置付け。何万円といった絶対値としての価格ありきではなく、プレミアムな性能に対し、高いと感じるか、安いと感じるか、という視点で価格を決定していくと説明している。