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iBeaconでパルコ内の回遊行動を見える化するソリューション

パルコ名古屋店に導入、屋内でリアルタイムナビの実証実験も

 エンプライズは、パルコ・シティと共同で「館内回遊動線分析システム」を開発し、第1弾としてパルコ名古屋店に提供した。iBeaconを利用し館内の客の行動を分析するシステムで、7月末、10月末の2回に分けて調査を行う。

 提供された「館内回遊動線分析システム」は、館内にiBeaconを設置し、訪れた客の行動や動線を水平動線、垂直動線の双方で分析できるソリューション。商業施設内での行動を見える化することで、商業施設の支援サービスに役立つとしている。

 パルコ名古屋店で実施される調査では、ソフトバンクテレコムの協力により貸出用の端末が用意される。訪れた一般客に、専用アプリがインストールされた端末が貸し出され、館内の回遊行動が調査される。

パルコ名古屋店
エンプライズのビーコン
「館内回遊動線分析システム」のレポートイメージ

 また、エンプライズが独自に開発した、iBeaconを活用する屋内のリアルタイムナビゲーションシステムについても、上記の調査と同時に実証実験が行われる。iBeaconにより、屋内でも正確に位置を把握でき、リアルタイムのルート案内が可能になるという。

 同社では、クーポン発行や、棚付近での商品情報の発信といったプロモーション機能との連携も検討している。

iBeaconを活用した屋内のリアルタイムナビゲーションシステム

太田 亮三