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沖縄セルラー、離島からの旅立ち“15の春”応援プロジェクト
中学卒業とともにITリテラシーの向上を支援
(2014/3/17 10:38)
地域活性のコンサルティング会社カルティベイトと沖縄セルラーは、沖縄離島に住む子どもたちの教育環境および情報リテラシーの向上をサポートする「沖縄離島 15の春 旅立ち応援プロジェクト」を始動する。
同プロジェクトは、中学校卒業とともに島を離れ、沖縄本島(または本土)の高校に通う中学生を対象に実施する教育支援。自立した高校生活を送るために必要とされる資質や考え方、情報リテラシーを身につけられるよう、ITを活用した教育を行う。
沖縄の離島では、沖縄セルラーおよびKDDIが、LTEエリア化を進めてきたことにより、LTEの通信環境が整備されつつある。これにより、スマートデバイスを活用した教育支援が可能になったことで、同プロジェクトが始動したという。
子どもたちが、インターネットを利用して情報発信することの楽しさを体感するため、島のもつ貴重な自然・歴史・文化・特産物などをマップにまとめたガイドプログラム「Shimap!」(シマップ)を作成する。英語で、世界に向けて発信するという。
タブレット端末を利用した教育カリキュラム「スマート教材」の検討も進めている。また、高校進学で離島を離れる際に初めて携帯電話を持つ子どもが多い中、親子双方が持つ携帯電話利用への不安を払拭し、快適に活用できるよう「親子ケータイ教室」も実施する。この教室では、スマートフォンの利用において、注意すべき点やトラブル回避術などが学べるものになっている。
3月より北大東島、南大東島、多良間島の3島を対象に同プロジェクトを始動させており、今後も要望のある離島へ順次拡大していくとしている。
沖縄セルラーでは、沖縄離島における、通信・IT環境整備の遅れによるさまざまな問題を助成する取り組みを行っており、先日は環境事業支援についてもシステムサポートを行うことを発表した。今後も、離島のLTEエリア化に向けた整備を行うとともに、助成事業をサポートしていく方針。