ソフトバンク、AXGP対応ルーター「102HW」を19日発売


 ソフトバンクモバイルは、AXGP方式のデータ通信サービス「SoftBank 4G」対応のモバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G 102HW」を10月19日に発売する。あわせて同社では、SoftBank 4G向け料金プランを割り引きするキャンペーンを提供する。

 「102HW」は、SoftBank 4G対応のモバイルWi-Fiルーター。今年5月、夏モデルとともに「9月以降に発売」と案内されていたが、19日に発売されることになった。AXGP方式のエリアでは、下り最大110Mbps/上り最大10Mbpsで通信でき、そのエリア外では下り最大42Mbpsで通信できる。小型のディスプレイを備えており、電波状況、バッテリー残量などを確認できる。最大64GBのmicroSDXCカードを装着でき、メモリカードをNASとして利用できる。たとえばカード内保存した写真、動画をWi-Fiで繋がるパソコンやタブレットから閲覧する、といった使い方ができる。

 IEEE802.11 b/g/n対応で、パソコンやタブレットなどとWi-Fiで繋がる際には、2つのアンテナで同時に通信する「2×2MIMO」をサポート。2×2MIMO対応機器であれば、最大300Mbpsで通信できる。大きさは約104.8×66×15.5mm、重さは約135g。バッテリーは約3000mAhで、連続通信時間はSoftBank 4Gエリアで8.5時間、3G方式のULTRA SPEEDのエリアでは7.5時間。連続待受時間は、SoftBank 4Gエリアで400時間、3Gで600時間とのことで、待受時間は4Gのほうが短いが、連続通信時間は4Gのほうが長い。

10HW

新スマホセット割

 SoftBank 4Gでは、月額5985円の定額プラン「4Gデータし放題フラット」(2年契約)が利用できる。今回、「102HW」の発売にあわせて同プランを割り引きするキャンペーン「新スマホセット割」が19日よりスタートする。終了時期は未定。

 「新スマホセット割」は、1回線目にソフトバンクのスマートフォン、iPhone、iPadのいずれかを契約し、なおかつ同社指定のパケット定額サービスに加入しているユーザーが対象。2回線目として、SoftBank 4G対応ルーター「ULTRA WiFi 4G」シリーズのいずれかを新スーパーボーナスで購入すると、「4Gデータ定額フラット」が月額4410円と、1575円割り引きされ、4Gデータ通信基本料(月額525円)が無料になる。

 なお、4Gデータし放題フラットには通信量に応じた制御が行われる。通常価格では月間の通信量が7GB、割引価格では5GBに達すると、請求月末まで通信速度が最大128kbpsになる。ただし、追加料金を支払うことで制限なしで利用することもでき、その料金は2GBごとに2625円となる。このほか「4Gデータし放題フラット」は2年契約で提供されており、中途解約時には解除料9975円がかかる。このとき端末代金の割賦が残っていれば、そちらも支払うことになる。

 なお、ソフトバンクモバイルでは、「4Gデータし放題フラット」を月額3880円に割り引きするキャンペーン「4Gデータ通信バリューキャンペーン」を8月より実施中。ユーザーは、今回の「新スマホセット割」か「4Gデータ通信バリューキャンペーン」を選べる形となっている。




(関口 聖)

2012/10/10 12:08