ドコモ、iPadなど無線LAN機器が接続できる「ポータブルWi-Fi」
NTTドコモは、バッファロー製のモバイルWi-Fiルーター「ポータブルWi-Fi」を6月下旬より販売する。同製品はメーカーブランドで提供される。
ポータブルWi-Fiは、3G回線、無線LAN、光回線など有線回線に対応予定のモバイル無線LANルーター。バッファローのメーカーブランドとなるが、ドコモショップや量販店などで販売される。
同時接続機器は6台。接続機器(ノートパソコンや携帯ゲーム機、スマートフォンなど)とルーター間は無線LANで接続し、ルーターからインターネット網へのアクセスは、3Gや公衆無線LANサービス、宅内有線LANなどでアクセスできる。公衆無線LANサービスは、FREESPOT、HOTSPOT、フレッツスポット、Mzone、BBモバイルポイントに対応する。
大きさは約95×64.4×17.4mmで、約105g。バッテリーの動作時間は、通信時が6時間、通信待機(スタンバイ)時が30時間となる。カラーは1色展開。
バッファローでは、「ポータブルWi-Fi」について、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)との共同で開発した。両社は5月25日15時より製品発表会を予定しており、製品の詳細はそこで明らかにされる予定。
iPod touchやスマートフォン、ニンテンドーDS、ソニーPSP、ノートパソコンといった無線LAN機器と接続し、ドコモのFOMA網が利用できる。NTTドコモの代表取締役社長である山田隆持氏は、FOMA網で「iPad」を利用したいユーザーのための選択肢になるといったことを語った。
なお、製品価格については現時点では明らかにされていないが、ドコモのデータ通信端末や、通信モジュール内蔵ネットブックなどのように、一定期間の利用を条件に手頃な端末価格で提供される模様。定額データプランの適用端末となり、6月1日~9月30日にかけて実施される「定額データプラン」の新規申込キャンペーンなどを利用すれば、月額料金も抑えられると見られる。担当者によれば、FOMAのSIMカードを差し替えて利用でき、「定額データプラン」の新規顧客をターゲットにしているという。
2010/5/18 19:42