「モバゲータウン」のオープンゲーム、第1弾コンテンツ登場


「モバゲーオープンプラットフォーム」のロゴ

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は、携帯電話向けコミュニティ「モバゲータウン」において、「モバゲーオープンプラットフォーム」の第1弾コンテンツを公開した。

 DeNAは2009年8月、サービス事業者や開発者に対して「モバゲータウン」内のゲームAPIを公開すると発表。Googleを中心に定義されたSNS向けの共通API仕様である「OpenSocial」に準拠したAPIに加え、モバゲータウン内のゲームAPIや課金API群が開放されることになった。

 9月、開発者向けサイト「Developer's site for mbga Open Platform」がオープンし、バンダイナムコゲームス、タイトー、ハドソン、ジー・モード、サクセスネットワークスなど先行開発パートナー30社も公表された。

 「モバゲーオープンプラットフォーム」は11月にAPIが開放され、今回、パートナー4社、合計92作品のゲームが公開された。ゲームのジャンルは育成・シミュレーション33作品、学習・クイズ11作品、RPG9作品、アクション・シューティング9作品、パズル6作品、スポーツ・レース5作品、ボード・カード3作品、アドベンチャー2作品、ギャンブル1作品、その他13作品となる。

 第1弾の配信タイトルは、「ボテン君ですよ」(ixen)、「全国武将これくしょん~ぶしょこれ」(サクセスネットワークス)、「こいけん!」「恋する私の王子様」(ベクター)、「ドリーム★ダービー」(ジークレスト)、「スピード★レーシング」(ロックユーアジア/CELL)、「たまごっちのさかなつり」(バンダイナムコゲームス)、「ディノゲット」(ニフティ)、「不思議なピクミーmini」(ECナビ)など。

 開発会社は、「モバゲーオープンプラットフォーム」上にゲームを公開することで、課金収入とゲーム内広告の利益を分配(レベニューシェア)して得られる。利益の分配比率は「7(開発社):3(DeNA)」となる。

 1月27日現在の先行開発パートナーは80社で、このうち今回の第1弾では40社がゲームを公開した。2月上旬にもパートナーは200社に達する見込み。DeNAでは、3月上旬には安定的に運用できると見ており、そのタイミングで一般開放し、さらに広く開発会社を求めていく。ゲーム配信にあたってはDeNAの審査が必要となっている。

 



(津田 啓夢)

2010/1/27 17:05