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シャープ、新型1インチセンサーカメラ搭載の「AQUOS R7」

 シャープは、Androidスマートフォン「AQUOS R7」を発表した。

ハイエンドモデルの新型

 AQUOS R7は、AQUOSシリーズの最新ハイエンドスマートフォン。ディスプレイと背面の両面にコーニング製「Gorilla Glass Victus」を使用している。

 搭載するチップセットは、クアルコム製の「Snapdragon 8 Gen 1」。12GBのメモリーと256GBのストレージ、3.5mmヘッドホンジャックを備える。1TBまでのmicroSDカードに対応するほか、FeliCaも対応。IP68相当の防水防塵性能を持つ。

 5G SA(Stand Alone)に対応しており、下り最大4.9Gbps、上り最大1.1GbpsのAQUOS史上最高速をうたう通信性能を備えている。

新型1インチセンサーを搭載

 カメラは、新開発の1インチセンサーを搭載する。独ライカ監修のズミクロンレンズ。ナノオーダー低反射処理によりAQUOS R6比で60%の反射を削減しているという。F値は1.9でOcta PD AFに対応。AQUOS R6との比較でオートフォーカス速度は2倍に高速化したほか、AI処理は1.5倍に高速化した。

 解像度は47MP。QBC(Quad Bayer Coding)を採用しており、ズーム時にはモードが切り替わり、高精細さを維持できる。「ウルトラレゾリューションズーム」も引き続き利用でき、QBCとの組み合わせでより鮮やかな写真に仕上げられる。

 メインレンズのほか、ポートレードモード専用のセンサーを備え、環境に左右されず被写体を捉えられ、夜景の中での人物撮影もきれいに背景がボケるようになっている。さらに、髪色やまつげ、目、肌色、歯といった要素を認識し、美肌高価や髪の毛のツヤの表現など最適な画質に調整する機能を備える。

 また、カメラアプリのユーザーインターフェイスにも変更が加えられた。HDR撮影時の処理などはバックグラウンドで行い、その間にも次の撮影に移れるなどより使い勝手が向上ている。

 HDR撮影ではRAW状態で合成されるため、従来よりもノイズが低減されている。動画撮影は、従来では難しかった暗所での8K撮影も「AQUOS R5G」比で9倍明るくなったことにより、鮮明な映像を撮影できる。

6.6インチOLEDディスプレイ

 ディスプレイサイズは、6.6インチ(WUXGA+)。Pro IGZO OLEDディスプレイを搭載。1Hz~240Hzの可変リフレッシュレートを備える。

 ピーク輝度は2000nitで、10億色の表現が可能なほか、Dolby VISIONに対応する。周囲の環境に合わせて画質を変化させる「スマートカラーマッチング」や屋外で見やすい「アウトドアビュー」を利用できる。

 解像度の低い映像をAI処理で高精細化する「AI超解像」やSDRの映像を擬似的にHDR化する「バーチャルHDR」や映像をよりなめらかにできるフレーム補間機能を利用できる。

 指紋センサーは画面一体型の3D超音波センサー。このほか、スピーカーもより広帯域の音を表現できるようになっているという。