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よく話した上位3人の通話料が0円「トップ3かけ放題」、OCN モバイル ONEから

月額850円、10分かけ放題と合わせた「かけ放題ダブル」も月額1300円で

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、MVNOサービス「OCN モバイル ONE」における国内通話サービスのオプションとして、月間の通話料が多かった上位3つの番号に対し、通話料を無料とする「トップ3かけ放題」の提供を9月1日から開始する。同オプションの利用料は月額850円(税抜、以下同)で、申込みが必要。4位以下も10分かけ放題になる「かけ放題ダブル」も月額1300円(11月30日まではキャンペーンで月額1000円)で同時に提供を開始する。

「トップ3かけ放題」

 「トップ3かけ放題」は、月間の通話料が多かった上位3つの番号を、自動的に後から無料にする、新しいタイプのかけ放題サービス。4位以下については30秒あたり10円になる。

 かけ放題を適用する電話番号の事前登録は不要で、月末締めで料金が計算される際に自動的に適用されるため、割引(無料化)は常に最大化される形になる。なお、通話料の上位3番号は月の途中で確認することはできない。

「かけ放題ダブル」

 「かけ放題ダブル」は、対象の国内通話に「10分かけ放題」を適用した上で、「トップ3かけ放題」も適用するサービス。4位以下で10分超過時の通話料は30秒あたり10円。

共通のサービス仕様

 サービスの基本的な利用の仕方は、同社がこれまで提供してきた「10分かけ放題」を踏襲している。プレフィックス番号を追加した国内通話に対してかけ放題を適用するもので、専用アプリ「OCN でんわ」も用意されている。国際通話は対象外。従来の「10分かけ放題」(月額850円)も引き続き提供される。

 同社では、今後はMVNOにおいても、1台目需要で、音声通話の利用が多いユーザーが増加すると予測。「◯◯分かけ放題」といったサービスでは、家族や恋人などの話したい相手と思う存分話せない一方、発信回数の6割は上位3番号(=3人)に集中する傾向があり、個人の利用ではフルのかけ放題サービスに無駄が多いと感じることも多いと指摘。月間でよく話した上位3人に自動的にかけ放題を適用するサービスを業界初として開発した。

 同社では「トップ3かけ放題」について、「ちょうどいい かけ放題」というコンセプトを掲げている。同様に「かけ放題ダブル」については「ほぼフルかけ放題」と謳う。