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ラズパイ3に対応した3G通信モジュール「3GPi Ver.2」発売

 メカトラックスは、小型の1ボードコンピューター「Raspberry Pi 3 Model B」に対応する、3G通信モジュール「3GPi」(スリージーパイ)の最新版「3GPi Ver.2」の販売を開始した。1個購入時のサンプル価格は、2万9800円(税込)。

「3GPi Ver.2」

 「3GPi」は、「Raspberry Pi」にスタックできる3G通信モジュール搭載の基板。設定済みOSがインストールされたmicroSDカードが付属し、別途用意するSIMカード(標準サイズ)を装着するだけですぐにインターネット接続が可能になる。

 「3GPi Ver.2」には、消費電力が増加した「Raspberry Pi 3 Model B」に対応するため、12V 2.0Aの大容量ACアダプターが付属。「3GPi」経由でRaspberry Piに電源を供給するほか、USBで稼働する周辺機器の動作にも十分な電源供給能力を確保したとしている。

 このほか、新たにステータスLEDが搭載され、通信状況の把握が容易になっている。ジャンパーでLEDの点滅を無効にすることも可能。

 GPIOのピン切替も新たに備え、ジャンパーで使用するGPIOポートの変更が可能になっている。

 前モデル同様に、通信モジュールはSIMComのSIM5320シリーズを使用し、NTTドコモ網(MVNO含む)、ソフトバンク網に対応する。

 SIMカードを含め一式をセットにした「ラズパイIoTスタータキット anyPi」では、すでに「3GPi Ver.2」で出荷が開始されている。また、メカトラックスが別途提供している、Raspberry Pi用の電源管理・死活監視モジュール「slee-Pi」と併用すれば、1時間に1回起動するといった間欠動作も可能になっている。

「Raspberry Pi」にスタックしたセットアップ状態