ピクセラの家庭向けIoTサービス、LTEカテゴリー1の次世代自営無線に接続検証

　ピクセラは、家庭向けIoTサービス「Conte ホームサービス」にて、移動無線センター（MRC）の提供する次世代自営無線システムのネットワークに接続する検証を行う。

　自営無線システムは、警察無線や消防無線など、公共安全分野で使われている通信システム。LTE方式（PS-LTE）への移行が検討されており、MRCは実証実験として、IoT向け通信規格の「LTEカテゴリー1」を採用したネットワークを運用している。

　「Conte ホームサービス」は、センサーとゲートウェイを組み合わせて、異常があった場合にスマートフォンに通知するサービス。一般向けには月額500円～で提供されている。今回の接続検証では、ピクセラの「Conte ホームサービス」のゲートウェイにLTEカテゴリー1のチップセットを搭載。PS-LTEネットワーク上での動作を検証する。接続検証は、12月13日～15日にかけて行われる。

　ピクセラは今後、「LTEカテゴリー1」への対応を進めていくとともに、より低消費電力なIoT向け規格「カテゴリーM」や「NB-IoT」の検証も行う構え。あわせて、LTEチップセットをセンサーに搭載し、ゲートウェイが不要となるシステムの検討を進める。