【Mobile World Congress 2015】
ファーウェイ、日本でも発売予定のAndroid Wear端末などを展示
(2015/3/4 13:43)
ファーウェイは、「Mobile World Congress 2015」にあわせて、ファーウェイ初のAndroid Wear端末「Huawei Watch」と、ウェアラブル端末「TalkBand」シリーズの新製品、そしてタブレットの新製品「MediaPad X2」を発表し、ブースでの展示も行なっている。
中でもAndroid Wear搭載の腕時計「Huawei Watch」は、ブースで展示されている実機の数が少なく、基本的に来場者は触ることができない形式での展示となっていたが、それでも来場者の注目度が高く、デモモードで動作している実機の写真を撮ろうとする来場者が絶えなかった。
Huawei Watchは円形の1.4インチ400×400ドット有機ELディスプレイを採用する腕時計型のAndroid Wear端末。機能や使い方はほかのAndroid Wear端末とおおむね同じで、アプリの通知や音声コマンド機能などを利用できるほか、心拍センサーを内蔵している。ゴールド、シルバー、ブラックの3種類のカラーバリエーションが用意されており、バンドは一般的な腕時計のように付け替えが可能となっている。
発売時期や価格は明らかにされていないが、日本を含む20カ国で発売するとアナウンスされている。
TalkBand B2
「TalkBand B2」は昨年のMobile World Congressで発表され、日本でも発売されている「TalkBand B1」の後継モデル。リストバンドに装着し、リストバンド型ウェアラブルデバイスとして持ち運ぶことができるが、リストバンドから本体を外すとヘッドセットとして通話などに利用することができる。
基本的な使い方はTalkBand B1と同じだが、TalkBand B2ではバンドと本体の固定にラッチ機構が追加され、取り外すときはボタンを押すだけ、取り付けるときはラッチがはまるまで押し込むだけと、より確実かつ簡単な機構に改良された。レザータイプのバンドも用意されるなど、デザイン面では身につけるものとしての高級感を増している。
リストバンド状態で持ち運ぶときは、アクティビティトラッカーとして利用することもできる。TalkBand B1は3軸の加速度センサーを内蔵していたが、TalkBand B2では6軸の加速度センサを内蔵し、より正確なトラッキングが可能になっている。
価格はTPUバンドが169ユーロでレザーバンドのプレミアムモデルが199ユーロ。日本を含む世界各国で4月末より順次発売が開始される。Androidだけでなく、iOS端末でも利用が可能。
「TalkBand N1」はヘッドセット型のウェアラブル端末。ボックスレスのBluetoothヘッドセットのようなデザインで、実際にBluetoothヘッドセットとして使うことも可能だが、4GBの内蔵ストレージに保存した音楽をスタンドアローンで再生したり、内蔵の3軸加速度センサでアクティビティトラッカーとして使うこともできる。接続時や電話がかかってきたとき、ステータスを音声案内で聞くこともできる。
左右のイヤピースには磁石が内蔵されていて、使わないときは胸の前で左右のイヤピースを接続し、ネックレスのように持ち運ぶこともできる。IP54相当の防塵防滴仕様で重さは18g。日本を含む世界各国で5月末より順次発売される。
MediaPad X2
タブレットの新製品の「MediaPad X2」は、こちらも昨年のMobile World Congressで発表され、日本でも発売された「MediaPad X1」の後継機種となる。基本的な仕様やデザインは大きくは変わっていないが、CPUなどの一部スペックが強化された。CPUはハイシリコン製の2.0GHz、64bit、オクタコアのKirin 930(MediaPad X1は1.6GHzクアッドコアのKirin 910)。ディスプレイや本体の大きさには変更はない。OSはAndorid 5.0となった。価格や発売時期は未定。
このほかにもファーウェイブースにはさまざまなファーウェイ製デバイスが展示されている。