【2014 INTERNATIONAL CES】

ZTEブース、5.7インチのファブレットや腕時計型デバイス

 2014 Internatinal CESにおいて、ZTEは発表されたばかりのスマートフォンやウェアラブル機器の展示を行なっていた。

 「ZTE GRAND S II」は5.5インチフルHDディスプレイを搭載するフラッグシップモデル。グローバル向けのLTE仕様のモデルと中国市場向けのTD-SCDMA仕様のモデルが展示されていた。いずれも基本的には同じ端末だが、プロセッサーなどの一部の仕様は異なっている。

 「Iconic Phablet」は5.7インチHDディスプレイを搭載し、スマートフォンと7インチ級タブレットのあいだの使い方を想定した、いわゆるファブレット端末。スペック上は「ZTE GRAND S II」に近いサイズ感だが、実際に手に持ってみると、「Iconic Phablet」は両手での利用に向けたサイズだと感じられた。

 メインストリーム向け端末としては、「ZTE nubia 5S」と「ZTE nubia 5S mini」も展示されていた。「ZTE nubia 5S」は、5インチのフルHDディスプレイを搭載するスマートフォン。カメラは光学手ぶれ補正機能も搭載し、ソニー製の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS」を採用している。カメラアプリもフォーカス・露出・ホワイトバランスをそれぞれ別のポイントに合わせるという新機能を搭載している。ZTE nubia 5S miniは4.7インチのHDディスプレイを搭載するスマートフォン。ディスプレイはHD解像度だがIGZOを採用している。こちらもカメラには「Exmor RS」を搭載。

 「BlueWatch」はZTEが手がける腕時計型ウェアラブル端末。スマートフォンとの連携が前提となり、スマートフォンの各種通知を受け取ることがメインの用途。一方、活動量計としての機能も搭載している。音楽プレーヤーやカメラ、「Find Phone」といったスマートフォンの遠隔操作や天気情報の確認も行える。

 ディスプレイはモノクロ仕様で、普通の腕時計などと同じく、常時時刻などを表示できる。透過型のカラー液晶と異なり、周囲が明るければ明るいほど見やすい仕様。右側面に上下選択キーと決定キー、左側面にバックキーを搭載。ディスプレイはタッチパネルではない。スマートフォンとはBluetooth 3.0/4.0で接続し、Androidスマートフォンに対応する。

白根 雅彦