EMA、審査・運用監視料金を値上げ


 EMA(モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)は、「コミュニティサイト運用管理体制認定制度」の審査・運用監視料金を8月1日より値上げする。

 同認定制度は、コミュニティサイトの健全性を担保するためにEMAが策定した基準に従い、審査を行って合格したサイトを認定するもの。審査を受けるには、サイトの規模(ランク)に応じた料金の支払いが必要となるが、今回、その料金が値上げされることになった。

 例えば、Aランク(会員数300万人以上、1日の投稿数が50万件以上)の場合、本審査料金は、会員向けで170万1000円から204万1200円に、一般向けで189万円から226万8000円に、運用監視料金(会員・一般共通)は126万円から151万2000円に値上げされる。Bランク~Dランクの料金も値上げされるが、EランクとFランクの料金は従来通りとなる。このほか、ユーザー投稿全件目視監視型申請プラン(D2ランク)についても値上げとなる。

 新料金は、2010年8月1日以降の新規申請分、同日以降に認定期日を迎える更新審査申請分より適用される。

 EMAでは、認定料金を値上げする理由について、「認定制度における実効性の維持と、審査機関として安定的な審査・運用監視業務を継続するため」と説明している。


(湯野 康隆)

2010/5/18 06:00