本日の一品
なぞるだけで翻訳できる「ペン型スキャナ」は海外出張で大活躍
(2015/11/17 06:00)
この2~3年、海外で開催される発表会に出席している。といっても英語を流ちょうに話せるワケではなく、カタコト。言葉の壁を乗り越えられないので会場で資料をもらうのだが、それがまたすべて英語なので、内容を把握するのにひと苦労……。「ざっとでいいので書いている内容がわからないかな~」と思っていたら、文字をなぞるだけで翻訳してくれる「ペン型スキャナ」を見つけた。
対応する言語は英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、中国語など、実に28カ国語。Bluetoothでスマートフォンとペアリングして、「WorldPenScan」というアプリから利用する。アプリはiOSとAndroidの両方に対応している。
文字の読み込みはアプリを「翻訳モード」にして、読み込みたい行の上を端末でなぞっていくだけ。ちゃんと1行をはみ出さずになぞれるよう、端末の読み込み部分にはマークが付いているところが親切。スキャナーが正常に動作している時は青いLEDライトが光る。
ややゆっくり目の速度で1行をなぞり終えて端末を持ち上げると、スマートフォンの画面に読み込んだ英文字が表示され、すぐに下の段に日本語の翻訳が表示された。それが実にスピーディー。翻訳は完璧とは言えないが、ほぼほぼ内容がわかるので良しとしよう。
英語の次はモードを変更して、中国語を読み取れるかどうか試してみた。こちらも完璧ではないが、翻訳の内容はわかる。ちなみに翻訳メニューは左から「朗読機能」「消去」「保存」「SNSやクラウドサービスへのアップロード」だ。朗読機能を使うと読み込んだ言語を音声で発音してくれるので、リスニングや発音の練習ができるのも便利。このペン型スキャナがあれば、発音のCDが付いていない英語のテキストでも、音声で学べると言うワケだ。ビジネスマンだけでなく、学生にもおすすめだ。
充電はmicroUSBポートから行う。専用ソフトをインストールすると、WindowsやMac OSのパソコンでも利用可能で、パソコン用ソフトではなんと193ヵ国語を読み取れるというからスゴイ!
以前、パリでフランス語のメニューを出され、ランチプレート的なモノをオーダーしたつもりが肉だけやってきた経験があるが、これからは現地のメニューもコレで読み取れば失敗することはない。海外旅行の強い味方ができた。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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ペン型スキャナ 400-SCN031 | サンワサプライ | 2万2800円 |