キーにつけて持ち歩けるホルダー付きの携帯用Lightningケーブル

　外出先でiPhone/iPadを充電しようとした際、モバイルバッテリーは手元にあるにもかかわらず、よりによってケーブルを持参し忘れてつなげられない、という時ほど無力感を感じることはない。どこか店に立ち寄って買い求めるにしても、価格がこなれているUSBケーブルならまだしも、Lightningケーブルともなると、懐具合へのダメージも大きい。

今回紹介する白のほかに、黒、赤、緑、青、ピンクの6色がラインナップされている

　そんなLightningケーブルを、キーホルダーと一体化して携帯できるようにしたのが、今回紹介するMSソリューションズの「LP-LNC005A」だ。樹脂製のボディにショートタイプのLightningケーブルを収納し、キーホルダーに取り付けられるようにした製品だ。つねに身近に携帯しておくことで、充電機器があるのにケーブルはないという、ちぐはぐな事態を回避できるというわけだ。

表面。USBコネクタが収納されている

裏面。こちらはLightningコネクタが収納されている

　ケーブル長は約5cmと、市販のショートケーブルに多くみられる15cmよりもさらに短い、超ショートタイプ。本製品の場合、そのほとんどがモバイルバッテリーと組み合わせての使用になると考えられるので、極端に長い必要はまったくなく、実際に使っていて適切なサイズだと感じる。もちろんMFi認証も取得しているので、OSアップデートで使えなくなるといった心配もない。

分離させた状態。ケーブルの全長は約5cm

　ホルダーは全長約6cm。ケーブルとは完全に分離するようになっており、使い終わったらまたパチンとはめて元通りにするという方式だ。タマゴ型で厚みはややあるが、これはケーブルを曲げた際に負担をかけないための工夫であることが、実際に使ってみるとよく分かる。横幅に関してはもう若干切り詰めることができた気もするが、まあ許容範囲だろう。ちなみにホルダーの素材はTPEなのでわずかに弾性があってケーブルが取り外しやすく、かつ表面も滑りにくく、またキズもつきにくい。

キーホルダーに取り付けて持ち歩くことができる

　価格も2280円と、単体のMFi認証Lightningケーブルの価格を考えても、お買い得感はそこそこ高い。ちなみに筆者は全6色のうち白を購入したが、汚れやすさを考えると、iPhone/iPad本体と色を合わせることにこだわらずに、濃い色を選んだほうがよいかもしれない。これから購入する方は、そのあたりも踏まえてチョイスされることをお勧めする。